角川から新しく出た日本史学習マンガが、カバーイラストにやたら豪華なメンバーがいて、中身のマンガは別の描き手であるので、宣伝に注意しないとサギ扱いされかねんな、と思った。その際に思い出す過去の事例がある。
「ぱふ」というマンガ情報誌があった。類似品のように見られながら出てきた「ComicBox」という雑誌があった。後者はじきに休刊して、「ComicBoxJr」(以下、CBJと記す)として復活した。いずれも、同人誌を募集して紹介もしていた。
CBJでは、送られてきた同人誌から抜粋して掲載もしていた。ある時ーー私が『間の楔』にハマっていたころなので90年代初頭、『楔』同人誌から、私の好きなTさんのマンガが掲載された。ただし、その本(私は持っていた)の主催はKさんであり半分はKさんのマンガ、Tさんはゲストで本全体の10分の1もない。それならば、その本を紹介する欄(半ページ)では、メインであるKさんのマンガからカットを引用すべきであっただろう、しかし、そのページでまで引用カットはTさんのばかりなのだ、これではTさんの本だと誤解されたに決まっている。申し込みの宛先の名前はどうせPNとは違うのだから、手紙の受取人はKさんであってTさんでないことなどはCBJ読者にわかるはずがない。掲載作を読んで気に入って、ほかのも読みたくなって申し込んだ人たちの手紙を読んで、Kさんはどんなに困惑しただろう。TさんのはCBJに載ったあれだけなのに、このままこの本を送ったらガッカリされるのでは・・・と悩んだのではなかろうか、と私はおせっかいにも心が痛んだ。もちろんKさんのも読みごたえはあるのだ。しかし、Tさんは繊細系、Kさんはワイルド系、まったく作風は違う。例えば、清水玲子と思って買ったらヤマザキマリだったようなもの。
雑誌名も伏せようかと思ったが、れっきとした商業誌のしたことなので、名指しで批判してもよかろう。もう20年以上まえのことだけど。
これ、まえに書いていなかったろうか? 検索しても出てこないので、いまさらながら書いておく。
「ぱふ」というマンガ情報誌があった。類似品のように見られながら出てきた「ComicBox」という雑誌があった。後者はじきに休刊して、「ComicBoxJr」(以下、CBJと記す)として復活した。いずれも、同人誌を募集して紹介もしていた。
CBJでは、送られてきた同人誌から抜粋して掲載もしていた。ある時ーー私が『間の楔』にハマっていたころなので90年代初頭、『楔』同人誌から、私の好きなTさんのマンガが掲載された。ただし、その本(私は持っていた)の主催はKさんであり半分はKさんのマンガ、Tさんはゲストで本全体の10分の1もない。それならば、その本を紹介する欄(半ページ)では、メインであるKさんのマンガからカットを引用すべきであっただろう、しかし、そのページでまで引用カットはTさんのばかりなのだ、これではTさんの本だと誤解されたに決まっている。申し込みの宛先の名前はどうせPNとは違うのだから、手紙の受取人はKさんであってTさんでないことなどはCBJ読者にわかるはずがない。掲載作を読んで気に入って、ほかのも読みたくなって申し込んだ人たちの手紙を読んで、Kさんはどんなに困惑しただろう。TさんのはCBJに載ったあれだけなのに、このままこの本を送ったらガッカリされるのでは・・・と悩んだのではなかろうか、と私はおせっかいにも心が痛んだ。もちろんKさんのも読みごたえはあるのだ。しかし、Tさんは繊細系、Kさんはワイルド系、まったく作風は違う。例えば、清水玲子と思って買ったらヤマザキマリだったようなもの。
雑誌名も伏せようかと思ったが、れっきとした商業誌のしたことなので、名指しで批判してもよかろう。もう20年以上まえのことだけど。
これ、まえに書いていなかったろうか? 検索しても出てこないので、いまさらながら書いておく。
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