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晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

4惑星の直列(木星.金星.火星.土星)

2022年04月20日 | 木星
明け方の東の空で集合中の4惑星がほぼ等間隔で並ぶ頃なのでウオッチングしてきました。

 時刻は3時40分過ぎです。土星、火星、金星は見えていますが木星が見当たりませんね~

2022.4.20 03h44m08s D810A NIKKOR 24mm-70mm F2.8 f50mm ISO1600 1sec f2.8
 
 木星の出は3時35分なので見えていいはず… と思ったら木星はここにいました。→photo
大気減光と低層のもやで真っ赤な色をしていました。


3時50分過ぎには木星がしっかり見えました。(木星高度 2.1°)

2022.4.20 03h50m24s D810A NIKKOR 24mm-70mm F2.8 f50mm ISO1600 3sec f5.6

 この時間、東を向いて天頂を見上げると夏の大三角が大きな姿で鎮座しています。
なので、4惑星の背景は秋の星座たちです。肉眼ではほぼ見えませんでしたが、星々を
つなぐとみずがめ座、うお座、やぎ座、ペガスス座が浮かび上がりました。

2022.4.20 03h52m20s D810A NIKKOR 24mm-70mm F2.8 f38mm ISO1600 3sec f5.6

 西の空では下弦3日前の月明かりが照らす中で北斗七星から伸びる春の大曲線が見えました。
アルクトゥールスは月光に負けることなくその存在感をアピールしていましたが、スピカは
見えませんでした。山の端の向こうに沈んでしまったのかもしれません。

 薄明がすすんで空があかるくなってきました。太陽高度-12°は航海薄明の始まりです。

2022.4.20 03h55m38s D810A NIKKOR 24mm-70mm F2.8 f46mm ISO1600 1sec f3.5

 肉眼惑星を誇る4惑星たちですが、さすがに薄明がすすむと見えなくなってしまいます。
特に火星と土星は0.9等なので他の恒星たちと同じように薄明の空にとけていきます。

 金星は-4等級もあるのでしばらくは見えてますが、2022年の金星は7月まで日の出時の
高度が20°なのでそれほど目立ちません。いつもより控えめの金星です。

2022.4.20 04h09m38s D810A NIKKOR 24mm-70mm F2.8 f50mm ISO1600 1/1.6sec f8

 明日以降、金星は日に日に木星に近づいていきます。5月1日には角距離15分弱(満月の半分)
まで近づくので要チェックですね。その3日前は「2022年見たい天体現象」で紹介した月と惑星
の接近日です。そちらも見逃せませんね。↓


〈ブログ:2022年「月と惑星の接近(1月~6月編)」より抜粋~〉
 4月28日「有明の月と土星、火星、金星、木星の共演」

 こちらは2022年でもいち推しの見たい天体現象です。肉眼で見える5つの惑星のうち4惑星
がきれいに並びます。新月3日前の有明の月の位置も絶妙です。肉眼では見えませんが実は
金星と海王星が離角4分という超大接近しているおまけ付きです。

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2 コメント

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Unknown (ich)
2022-04-22 17:05:58
晴れスターさん
 4月12日の木星と海王星の大接近は見逃しました。天気はよかった気がしましたが、木星がこんなに低いのでは無理でしたね。次の金星と海王星は高度は大丈夫そうですが、光度差がありすぎてこれも大変そうです。ところで、4月5日の火星と土星が接近したときの写真が、アストロアーツの投稿サイトを見ても出てきません。全国的に天気が悪かったんでしょうかね。
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金星と海王星の超接近 (晴れスター)
2022-04-22 18:07:21
ichさん
 4月12日の木星と海王星の接近はノーマークだったので見てませんが、かなり低い位置なので仙台では無理だったかな~と思ってます。4月5日の火星と土星の接近もノーマークだったの見てないのですが、天気は全国的に良くなかったかも…
 4月28日の金星と海王星の接近は薄明開始とともに金星と海王星が昇ってくるので高度が5°になるまでの30分間は確実に(条件が良ければ高度10°まで)見えると思います。金星と海王星の光度差が尋常ではないので眼視も撮影も難易度MAXですが、これほどの超接近は日本では2103年まで見られないので天気が良かったらチャレンジしてみようかなと思ってます。
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