3月29日は午後まで雨降りでしたが夕方から急速に晴れたので冬の星座の散開星団でスターウオッチングをしてみました。
本日の望遠鏡はSky-WatcherのEVOSTAR 80EDです。焦点距離が600mmのF7.5ですがこれで観望と惑星カメラでの撮影を行います。
〈本日のシステム〉
・眼視システムーEVOSTAR 80ED+アイピース(LET28mm、TPL25mm、TPL18mm)
・撮影システムーEVOSTAR 80ED+ASI290MC+UV/IR Cut、SharpCap - LIVE Stack
〈観望対象リスト表〉
・おおいぬ座α星 - アライメント、ピント合わせ
・おおいぬ座M41- ピント合わせ、テスト撮影、4.9等、視直径39'.80×39'.80
・オリオン座37星団(NGC2169)6.0等、視直径5'00×5'00
・おおいぬ座τ星団(NGC2362)4.1等、視直径6'20×6`20
・とも座M46 - 6.0等、視直径25'30×25'30、NGC2438 - 10.8等、視直径1'.1×1'.1
・とも座M47 - 4.4等、視直径31'10×31'10
撮影は天文薄明が終了する19時27分から開始です。この時刻のおおいぬ座シリウスの高度は30°で、シリウスのすぐ南にあるM41の高度は25°しかありません。
望遠鏡をシリウスに向けて見ると、ほほう、さすがシリウスです。とてもキレイに見えますが今日のシリウスはいつにも増してキラキラ瞬いています。気流はあまり良くないようです。では早速M41を導入してみましょう。
望遠鏡がウイ~ンと少しだけ動いてM41の導入が終わりました。ふむ、M41は視直径が39分で満月より大きいので28mmアイピースの低倍率でちょうどよく見えます。
ではここで惑星カメラにチェンジです。EVOSTAR 80EDの焦点距離は600mmですがASI290MCの組合せでは写野角が0.5°×0.3°しかありません。この写野角ではM41は画角に収りきれませんがとりあえず撮影して見ました。→photo、
ふむ、M41の全貌は分かりませんがとりあえずは写りましたね。
本日キャプチャーソフトとして使っているのは SharpCap - LIVE Stack ですが、実際のところ使い方がよく分かってないので本日は習熟も兼ねて撮影の全てがテキトーです。(^^ゞ
では、テスト撮影はここまでにして早速、本撮影を行うことにしましょう。最初は37星団です。オリオン座はすでに西に傾いていますが、37星団は高く上げたオリオンの右手にあるので高度は49°もあります。まだ余裕で撮影できます。
37星団(NGC2169)は視直径が5分しかないので低倍率の眼視ではどう見れば37に見えるのかぜんぜん分かりませんでしたが、惑星カメラで撮るとしっかり「37」に見えました。納得の37星団です。
オリオン座 37星団(NGC2169)
では、次は前回 μ210で撮影して画角に収りきれなかったおおいぬ座τ星団(NGC2362)です。こちらの視直径は6分で37星団とほぼ同じ大きさなので眼視ではちっちゃ!って感じでしたが、惑星カメラでは τ星を中心に微星が取り囲んでいる様子がキレイに写りました。
おおいぬ座τ星団(NGC2362)
さて次は本日のメインイベント、とも座のM46です。この散開星団は視直径が25分とやや大きめですが、散開星団の中にハーシェルが発見した惑星状星雲NGC2438があるのでとてもフォトジェニックな対象です。
普通に撮影すれば光害のある市街地ではムリ~な対象ですがLIVE Stack すれば写るはずです。で、こちらは140秒ほどLIVE Stackさせたものですが11等級のNGC2438が淡~くですが写っています。なるほどこれがLIVE Stackですね。ナイス!です。
とも座M46とNGC2438(photo)
さて、こちらはM46のすぐ西にあるM47です。M46とM47の並びは南天の二重星団といった感じですが、M47は微星が集まったM46とは対照的で明るい星がまばらに数個あるのが特徴です。M47の撮影はなぜか露出が30秒だったので露出を十分かけてればもっと星が写ったと思われます。
とも座M47
M47撮影後に機材を望遠鏡から望遠レンズにチェンジしてより広い視野を惑星カメラで撮影しようとしたのですが対象天体がお隣のアンテナに掛かってきたこととオールドレンズと惑星カメラの相性が良くなかったので撮影会はやむなくお開きとなりました。
続きは次回と言いたいところですが、さすがに冬の星座ウオッチングは時期的に厳しくなったので、次回は春の星座の二重星と散開星団をウオッチングをすることにしましょう。
本日の望遠鏡はSky-WatcherのEVOSTAR 80EDです。焦点距離が600mmのF7.5ですがこれで観望と惑星カメラでの撮影を行います。
〈本日のシステム〉
・眼視システムーEVOSTAR 80ED+アイピース(LET28mm、TPL25mm、TPL18mm)
・撮影システムーEVOSTAR 80ED+ASI290MC+UV/IR Cut、SharpCap - LIVE Stack
〈観望対象リスト表〉
・おおいぬ座α星 - アライメント、ピント合わせ
・おおいぬ座M41- ピント合わせ、テスト撮影、4.9等、視直径39'.80×39'.80
・オリオン座37星団(NGC2169)6.0等、視直径5'00×5'00
・おおいぬ座τ星団(NGC2362)4.1等、視直径6'20×6`20
・とも座M46 - 6.0等、視直径25'30×25'30、NGC2438 - 10.8等、視直径1'.1×1'.1
・とも座M47 - 4.4等、視直径31'10×31'10
撮影は天文薄明が終了する19時27分から開始です。この時刻のおおいぬ座シリウスの高度は30°で、シリウスのすぐ南にあるM41の高度は25°しかありません。
望遠鏡をシリウスに向けて見ると、ほほう、さすがシリウスです。とてもキレイに見えますが今日のシリウスはいつにも増してキラキラ瞬いています。気流はあまり良くないようです。では早速M41を導入してみましょう。
望遠鏡がウイ~ンと少しだけ動いてM41の導入が終わりました。ふむ、M41は視直径が39分で満月より大きいので28mmアイピースの低倍率でちょうどよく見えます。
ではここで惑星カメラにチェンジです。EVOSTAR 80EDの焦点距離は600mmですがASI290MCの組合せでは写野角が0.5°×0.3°しかありません。この写野角ではM41は画角に収りきれませんがとりあえず撮影して見ました。→photo、
ふむ、M41の全貌は分かりませんがとりあえずは写りましたね。
本日キャプチャーソフトとして使っているのは SharpCap - LIVE Stack ですが、実際のところ使い方がよく分かってないので本日は習熟も兼ねて撮影の全てがテキトーです。(^^ゞ
では、テスト撮影はここまでにして早速、本撮影を行うことにしましょう。最初は37星団です。オリオン座はすでに西に傾いていますが、37星団は高く上げたオリオンの右手にあるので高度は49°もあります。まだ余裕で撮影できます。
37星団(NGC2169)は視直径が5分しかないので低倍率の眼視ではどう見れば37に見えるのかぜんぜん分かりませんでしたが、惑星カメラで撮るとしっかり「37」に見えました。納得の37星団です。
オリオン座 37星団(NGC2169)
では、次は前回 μ210で撮影して画角に収りきれなかったおおいぬ座τ星団(NGC2362)です。こちらの視直径は6分で37星団とほぼ同じ大きさなので眼視ではちっちゃ!って感じでしたが、惑星カメラでは τ星を中心に微星が取り囲んでいる様子がキレイに写りました。
おおいぬ座τ星団(NGC2362)
さて次は本日のメインイベント、とも座のM46です。この散開星団は視直径が25分とやや大きめですが、散開星団の中にハーシェルが発見した惑星状星雲NGC2438があるのでとてもフォトジェニックな対象です。
普通に撮影すれば光害のある市街地ではムリ~な対象ですがLIVE Stack すれば写るはずです。で、こちらは140秒ほどLIVE Stackさせたものですが11等級のNGC2438が淡~くですが写っています。なるほどこれがLIVE Stackですね。ナイス!です。
とも座M46とNGC2438(photo)
さて、こちらはM46のすぐ西にあるM47です。M46とM47の並びは南天の二重星団といった感じですが、M47は微星が集まったM46とは対照的で明るい星がまばらに数個あるのが特徴です。M47の撮影はなぜか露出が30秒だったので露出を十分かけてればもっと星が写ったと思われます。
とも座M47
M47撮影後に機材を望遠鏡から望遠レンズにチェンジしてより広い視野を惑星カメラで撮影しようとしたのですが対象天体がお隣のアンテナに掛かってきたこととオールドレンズと惑星カメラの相性が良くなかったので撮影会はやむなくお開きとなりました。
続きは次回と言いたいところですが、さすがに冬の星座ウオッチングは時期的に厳しくなったので、次回は春の星座の二重星と散開星団をウオッチングをすることにしましょう。
私もこの日の宵に、37星団などを眺めていました。今回は10cm屈折を使いました。私の家は晴れスターさんちより空が明るいので、微光星はよく見えません。特に南に低いおおいぬ座τ星団は悲惨でした。少し遠出して観察したいなぁと思っています。冬までおあずけかも。
春の星団と二重星の特集、楽しみです!
やはり街灯りの中ではキビシイものがありますよね。むか~し、山に30cmドブを持ち込んでM13を見たことがあるのですが、その時見たM13が長時間露出の写真に匹敵するほどの見え方で中心部でも分離して見えることにとても驚きました。少しでも光害のないところで見たいですよね~。
春の星団と二重星は現在対象天体をセレクト中です。春のアルビレオと言えばかに座のイオタ星ですがものの本ではもうひとつ春のアルビレオがあると書いてあるのでそれもぜひ見たいと思ってます。