晴れ時々スターウォッチング

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11月27日夜の火星(最接近4日前)

2022年11月29日 | 火星
11月27日夜に撮影した火星です。
 この日は高気圧にすっぽり覆われて一晩中いい天気となりましたが、この高気圧が西からやってくる移動性高気圧ではなく北から降りてきた高気圧だったからなのかアルベド模様はボケボケでした。

 星の瞬きはそれほど大きくなかったので期待したのですが冬の気流は質が違うのでしょうかね~。撮影は22時から0時30分まで続けましたが気流は良くも悪くもならずずっと同じ状態でした。

 どの動画もボケボケで画像処理をしてもみな同じような感じでしたが、比較的良かったのがこちらの画像です。これでも本日のベストフォトなんです。トホホ…

本日のベストフォト 23時54分(JST)撮影

光度-1.8等 視直径17.2″ 輝面比0.993 CM=121° De=-3.1° LS=345°
Duration=180s Shutter=10.48ms Gain=210(35%) Autostakkert3 25% of 12201


 こちらはRGB調整をして好みの色合いにした火星画像です。(^^ゞ


 11月27日から視直径が今回の接近で最大となる17.2″になりました~。光度は-1.8等、南中時の高度は76°です。これほど明るい火星がほぼ真上に見えるのは、2037年11月(光度-2.1等、高度72°)までないのでしっかり見ておきたいですね。(注:次回の接近2025年1月は高度76°まで高くなるが光度は-1.4等と暗くなる)


〈参考資料:火星最接近時の地球までの距離、視直径、光度、高度、星座〉
2022年12月1日、8,145万km、17.2秒、-1.8等、76°、おうし座
2025年1月12日、9,608万km、14.6秒、-1.4等、76°、かに座
2027年2月20日、1億142万km、13.8秒、-1.2等、67°、しし座
2029年3月29日、9,682万km、14.5秒、-1.3等、53°、おとめ座
2031年5月12日、8,278万km、16.9秒、-1.7等、36°、てんびん座
2033年7月5日、6,328万km、22.1秒、-2.5等、23°、いて座
2035年9月11日、5,691万km、24.6秒、-2.8等、44°、みずがめ座
2037年11月12日、7,395万km、19.0秒、-2.1等、72°、おうし座

〈11月27日夜の天気図〉