ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

天と地

2019年09月24日 | ノンジャンル
山と谷といってもよい。

昇りつめて頂点に達した時、そこに死を意識する。
降り切って、地の底に達してもまた死を意識する。

それは一点であって、無限ではない。
無限とは、昇り降りの事である。

天より舞い降りて、大地より生まれる。
大地に還って、天へと昇る。

頂点の一点が幸せなのでもなく、地の底の一点が
不幸なのでもない。
その一点をすべてとしてしまうから、幸せの中の死、
不幸の中の死を希求するのである。

生と死も、一点ではない。
昇りであれ、降りであれ、歩き続けるその一歩に
まさしく幸せはある。

それに気がつくまで、何と長い時間をかけて
しまったことか。
だがそれも、一瞬のことである。

気がついたなら、そこから一歩の幸せをかみしめて
行けば良い。

幸も不幸も、常に自身と共にあるのだ。