ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

円融

2019年09月18日 | ノンジャンル
夜空の星影は過去である。

今見えるからといって、今あるとは限らない。
現在にあって、過去を見ていることになる。

また、新たに誕生した星の光も、目にすることが
できるのは、遠い未来である。

現在にあるものを、見ることができるのは
未来であり、見ることができた時は、
もうそれは過去のものとなる。

変わらない日々も、常に小さな生死の繰り返しの
中にある。代謝とは生死である。
つまり、生死一体の中で、より大きな生命活動が
維持されている。

そしてその大きな生命活動自体も、より大きな
活動においては一瞬である。

舞い落ちる枯葉を眺めて生死一体を想い、
星を真横に見る機内で、時空に想いを馳せていた。

つまるところ、ミクロであれマクロであれ、
世界の律動は円融ということになるのであろう。