ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

風立ちぬ

2019年09月26日 | ノンジャンル
お彼岸も過ぎ、朝晩は随分と秋らしくなってきた。

仕事では、間もなく半期を終え、後半へと突入する。

今年は初めから多難で、文字通り休みなく走り
続けてきた。

と言えば、多忙な企業戦士という様に、
カッコ良く聞こえるが、実のところは真逆かも
しれない。

外見は厳つく、でかい図体をしながら、内面の
小心さと臆病さに、自分でも嫌気がさす
ほどである。

その分、何事においても周到さに欠けることは
ないが、これまでを振り返ってみても我ながら
そこまで気を揉み、動くことはなかったのでは
ないかと思う事が多い。

とは言え、性分というものは変えられる
ものではない。
唯一の慰めは、結果がどうであれ、やるだけ
やったという諦めに近い開き直りである。

思えば、この変えられない臆病さと、それを
嫌悪する自身との狭間をお酒で埋めていたの
かもしれない。

良く言えば、繊細で感受性が高いとなるが、
悪く言えば脆すぎる精神性である。

周りを見ても、むしろこういうタイプの方が
アル中に多いというのは事実のようである。

なるべくしてなった病気なのかもしれない。

如何に嫌悪しようと、変えられないものは
そのまま受け入れるしかない。

そして、それを風の吹くまま揺れる柳のような
しなやかさに仕向けながら、自身の生き方に
おいては、風に向かって屹立するもので
ありたいと思うのである。