ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

七転び八起き

2009年12月15日 | ノンジャンル
七回転んでも、八回起きればよい。

七度転んでも、八度目に起きればよい。

これは回数を示す数字ではない。

何度失敗しても、諦めずに立ち上がる意であるが、
あえて数字にこだわれば、生まれて初めて立ち上がり、
転んでは立ちを繰り返せば、立つのが始めなので、
七起きではなくて、八起きとなる。

人生において、失敗はつきものであり、
むしろ失敗のない人生などつまらない。
人は失敗に学び、失敗して成長する。

だが、安易に同じ失敗を繰り返し、
また立ちがれば良いという考えは成長に繋がらない。
真剣な取り組みにおける失敗こそが、次に立ち上がった
自身を大きくさせてくれる。

真剣であればあるほど、失敗した時に受けるダメージは
大きい。だからこそ、また立ちあがる時の自身も
大きくなっている。

失敗、つまり転ぶことを先とすれば、七起きではなく、
八起きであることにこそ思いを馳せるべきである。

転んでただ立つのでは、元のままである。もうひとつ
上へ立つから、八起きなのである。

さて、同じ数字を使う言葉に、七転八倒がある。
この病気の真っただ中にいる時を、もっともよく表す
言葉である。七転び七起きをして、起死回生を得た身なら、
七転び八起きの、ことに八起きを肝に銘じねばならない。