ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

見事な豹変?

2006年10月11日 | Weblog
市議をやっていると、「フツーの市民」では体験できないであろうと思われることに多々出くわします。

22日の投票日を前に各陣営の朝立ちも活発化してきました。
私はそんな中で一人で議会報告をしこしこと駅で配布しているのですが、私はなるべく市長選を戦っている人達とはバッティングしないよう、いくつかある駅を転々としながら配布をしていますが、昨日辺りからお揃いのジャンパーで身を包んだ現職陣営が動員をかけたのか、新浦安駅での派手な活動が目に付きます。

その中に、こともあろうに三年半前のご自分たちの市議選挙時に、不正疑惑で新聞紙上を賑わしていた現職市長の批判をしていた市議お二人が、お揃いのジャンパーに身を包み現職市長の応援をしているではありませんか!

三年半前の市議選直後に開かれた六月議会で私達は「市長不信任案」を議会に提出しましたが、その時も、全く予測できなかった出来事が起こりました。
不正疑惑の現職批判をして当選したこのお二人が不信任案には賛成しないという、とんでもない出来事が起きたのです。

結局、一票差で不信任案は否決されました。その時の市民の怒りを私は未だに覚えています。
不信任案提案者に名を連ねた私のところにまで抗議の電話がきたのです。(私は裏切った彼等と会派を組んでいたわけでもないのに、何で私のところにまで抗議が来たのか、その理由は未だにわかりませんが。)
電話だけでなく、実際私の家に今後どうしたら良いのかと相談に見えた方もいました。

そのお二人が今度はお揃いのジャンパニーを着て市長のための選挙活動です!
三年半前に彼等を支持した市民にこの行動はどう映るのでしょうか?

私が一番恐れるのは、裏切られたと思う市民が起こす「政治離れ」です。
このお二人はどちらかというと「市民派」に属する人たちでした。
市民派を応援してくれる方達は、お金とか地縁とかでのつながりではなく、どちらかというと、候補者が掲げる政治理念に共鳴してくれることが多いのです。
その方達を裏切ることは、「どうせ議員なんて、一生懸命推しても、当選すれば終わり」という、一種の「諦め」的な状況に追い込まれ、その結果、政治に絶望感を抱いてしまうのではないかということです。
「金輪際政治には関わらない」という、政治離れの現象が起きてしまうのではないでしょうか。
それが起きたとき一番喜ぶのは、不正疑惑の説明責任を未だに果たしていない現職市長です。

お二人が市民を裏切った責任は限りなく重いと思います。

恐れ入りました。ここまでご自分達に票を入れた市民に背を向けることをするとは・・・。
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