公立中学校の修学旅行で関西万博行きの取りやめが県内でも話題になっています。
聞く所によると、浦安市内でも二校が予定しているとか・・・、状況を見極めて早急に判断が必要ですね。
「大阪万博に修学旅行」取りやめ、千葉県の中学校でも相次ぐ メタンガス爆発、混雑など懸念 習志野市など
千葉県習志野市の市立中学3年生が5、6月に行う関西への修学旅行を巡り、大阪・関西万博(大阪市)を予定していた4校中、3校が取りやめた。市教育委員会が本紙の取材に明らかにした。あと1校は検討中。開幕前に会場内でメタンガスが検知され、開幕後も混雑が続いていることなどから、各地の中学校で行き先を変更するケースが相次いでいる。(保母哲、平野梓)
◆待ち時間、熱中症の不安も…
同市立中は全7校。市教委によると、修学旅行で、万博会場から奈良などに変更したのは第二、第四、第六の3校。開幕直前には基準値を超えるメタンガスが検知され、引火すると爆発するレベルだったことが保護者らの関心事になっていた。昨年3月には、地中から発生したメタンガスに作業中の火花が引火し、爆発事故が起きている。
開幕前、教職員による下見では、会場内の混雑のほか、日差しや雨を防ぐ屋根が少なく、各パビリオンやトイレの待ち時間の長さなどが不安視されていた。開幕後もその懸念はほぼ解消されず、熱中症も心配されているという。
◆「先生たちも苦渋の判断」
各校は保護者や教職員の意見を聴き、万博会場から奈良公園、東大寺の散策などへの変更を決定。保護者らによると、「せっかくの万博。何とか行かせてあげたい」「何かあったら心配」といった、双方の声が上がっていたという。
市教委は「さまざまな要素を考え、各校が総合的に判断した」としながら、「先生たちも苦渋の判断だったはず」と話している。
一宮町立一宮中学校も、6月に予定する修学旅行の行き先を万博から京都・奈良方面に変更した。昨年3月の爆発事故などを受け、生徒や保護者から不安の声が上がったことを考慮したという。町教育委員会が4月に発表した。
◆「行き先を変えたい」が44%
一宮中によると、万博に行くことには、もともと一部の保護者が不安を訴えていた。爆発事故をきっかけに同校が3年生の保護者にアンケートを実施したところ、44%が行き先を変えたいと回答し、変更を希望しない回答(29%)を上回った。
保護者、生徒からは「万が一のことがあったら危ないのでは」との声のほか、「ニュースで混雑する様子を見て、広い会場内を限られた時間で見られるか不安」といった意見もあった。
千葉市でも中学校3校が修学旅行先を万博に予定しているが、現在、みつわ台中が変更を検討している。