こんなことがありました。
議会にかけないで、市の判断で契約可能な事態となりました・・・。議会の存在価値が、こうして一つ一つ奪われていく事例です。でも、議会では誰も問題視しない。
議員の仕事が減る訳だから、議会そのものの不要論につながる恐れがあるというのに・・・。
皆さんの自治体ではどうなっていますが?
平成22年9月17日 総務常任委員会での出来事です。
◆委員(広瀬明子君)次の常備用消防車両購入費、いわゆる高規格救急自動車の購入ですね。これについてまず、これも2社しか指名していない、入札経過書を見ましたらね。これは予定価格が3,000万超えています。基本的なことをお伺いしたいんですけれども、3,000万予定価格で超えるのというのは議会案件にならなかったんでしょうか。入札結果の話ですよ。予定価格を3,000万超えるものは、落札価格じゃないですよ、予定価格で3,000万超える物品購入とかは議会の承認というか、案件ではなかったんでしょうか。
◎契約課長(露木智広君) 今回の高規格救急自動車の関係でございますけれども、これにつきましては契約上製造の請負という形になってございますので、これにつきましては条例に基づき、議会案件につきましては1億5,000万円以上ということになります。
以上です。
◆委員(広瀬明子君) 今までも何度も同じような案件、高規格救急自動車というのは議会案件に出ていますよね。あれとは契約形態が全く違うということですか。1億5,000万の請負工事というふうに今回のは企画をしたということですか。
◎契約課長(露木智広君) ちょっと去年だったかおととし、申しわけありません、 ちょっと忘れましたけれども、議会にはしご車の購入を計上させていただいたときにもご説明を申し上げたんですけれども、もともとああいったものにつきましては製造の請負ということで、単に買うだけのものではないというところから、製造の請負ということで形態を変えさせていただいたという経緯がございます。
◆委員(広瀬明子君) それでは、今の高規格救急自動車のどういう、総排気量とか何人乗りとか、そういうことを教えてください。
あと、これは単なる売買ではないと、そういうご説明でした。だから議会案件ではないんだとおっしゃいましたけれども、今まで私が調べた限りですと5度、12年、15年、16年、17年、19年と同じようなものを買っております。それとどう違いますか。教えてください。
◎契約課長(露木智広君) 製造の請負と備品購入費との関係だと思いますけれども、 今までの案件とどう違うのかということでございますけれども、基本的には購入する物品については同じでございまして、本来の契約の形態からすれば艤装が含まれておりますので製造の請負が適切だろうということで判断をしたところです。
以上です。
◆委員(広瀬明子君) 今までのと同じだと、艤装というものが加わっていると。いわゆるシャーシというようなものだと思うんですけれども、今までのはちゃんと議会に提案してきているわけですよ。それで、本会議場で総括質疑とか委員会付託にかかってかなりみんなで議論してきたんですけれども、今回は請負契約というふうにすりかえて議会に提案しないでいいんだという、そういう、実態は同じで契約の形態は違うんだと。だってこれ、高規格自動車売買契約だったんじゃないんですか。請負契約、契約書そのものもそういう形でやったんですか。
◎財務部長(新宅秀樹君) 平成21年度、ちょっと第何回定例会か忘れましたけれど、この前の案件のときに製造の請負で議会のほうに提出させていただきました。その際の質疑のやりとりの中で、本来は製造の請負であるので、今後、この同様の案件については議会に提案をしませんということで本会議でも説明をしていると記憶をしているところです。前回この考え方を改めているといったことで、 2回目のケースということです。
以上です。
◆委員(広瀬明子君) 確かにそういうやりとりはあったと思うんです。それは救急自動車の話じゃないですよね。何かはしご車のポンプ車だったんですよ。性能も機能も違うし。私が聞いているのは、これは高規格救急自動車というもので、今まで平成12年度から5回ちゃんと議案として出していますけれども何でですかということを聞いているんですよ。はしごポンプ車の話は、確かに私がかなり細かいことを聞いてそういう結果になったのかもしれないんですけれども、これはもうある意味オプションで何かちょっとつけるものはあるかもしれないけれども、 基本的に購入しているんじゃないんですか。今回の案件ですよ。救急自動車を購入した話なんじゃないんですか。オプションで確かに自動体外式除細動器とか、 いろいろな輸血装置とか、そういうのはつけることはあるかもしれないけれども、だからといって、これはいわゆる動産の売買の範疇から外れる事案ではないんではないかと思うんですけれども。
私が聞いているのは、今までの高規格救急自動車、これはすべて議会案件にかかっていたんですよ。それで金額もほとんど一緒ですよね。でも、今回はそれから外れた理由を教えてくださいと聞いているんです。
◎財務部長(新宅秀樹君) 高規格救急自動車は今回初めてですけれども、前回のポン プ自動車の際、契約の形態としてはポンプ自動車も高規格救急自動車も同様ですので、物品の購入から製造の請負ということで考え方を改めた。これはまた他市、市川市、船橋、同様で、他市等の動きも含めて契約内部でどちらが本来の契約のあり方かといった点から、別に議会にかける、かけないというよりも、契約 のあり方としてどちらが適切かといった点で製造の請負が適切だろうといったことからこういう状態になったということでご理解いただければと思います。
◆委員(広瀬明子君) 契約書はどういう名称でやったんですか。売買契約じゃないんですか。請負契約したということですか。それは今までの高規格救急自動車もみんなそうやって請負契約で締結していたけれども議会に出してきたということなんですか。それとも、今回は契約書そのものの内容を変えたということですか。
◎契約課長(露木智広君) 今までの高規格救急車につきましては備品の高規格救急車の購入という形で行っておりましたけれども、今回からは高規格救急車の製造という形の製造の請負の契約書を使用してございます。
以上です。
◆委員(広瀬明子君) わかりました。
ただ、やはり議案案件を減らしていく、結果的に、今まで同じものが議会で議論されていたものがスルーしちゃっている。たまたまこうやって委員会では引っかかっちゃうんですけれども、議会案件でなくなっていくというのはこれはちょっと問 題ではないかと思うんですけれども、今それは議論しませんけれども。
議会にかけないで、市の判断で契約可能な事態となりました・・・。議会の存在価値が、こうして一つ一つ奪われていく事例です。でも、議会では誰も問題視しない。
議員の仕事が減る訳だから、議会そのものの不要論につながる恐れがあるというのに・・・。
皆さんの自治体ではどうなっていますが?
平成22年9月17日 総務常任委員会での出来事です。
◆委員(広瀬明子君)次の常備用消防車両購入費、いわゆる高規格救急自動車の購入ですね。これについてまず、これも2社しか指名していない、入札経過書を見ましたらね。これは予定価格が3,000万超えています。基本的なことをお伺いしたいんですけれども、3,000万予定価格で超えるのというのは議会案件にならなかったんでしょうか。入札結果の話ですよ。予定価格を3,000万超えるものは、落札価格じゃないですよ、予定価格で3,000万超える物品購入とかは議会の承認というか、案件ではなかったんでしょうか。
◎契約課長(露木智広君) 今回の高規格救急自動車の関係でございますけれども、これにつきましては契約上製造の請負という形になってございますので、これにつきましては条例に基づき、議会案件につきましては1億5,000万円以上ということになります。
以上です。
◆委員(広瀬明子君) 今までも何度も同じような案件、高規格救急自動車というのは議会案件に出ていますよね。あれとは契約形態が全く違うということですか。1億5,000万の請負工事というふうに今回のは企画をしたということですか。
◎契約課長(露木智広君) ちょっと去年だったかおととし、申しわけありません、 ちょっと忘れましたけれども、議会にはしご車の購入を計上させていただいたときにもご説明を申し上げたんですけれども、もともとああいったものにつきましては製造の請負ということで、単に買うだけのものではないというところから、製造の請負ということで形態を変えさせていただいたという経緯がございます。
◆委員(広瀬明子君) それでは、今の高規格救急自動車のどういう、総排気量とか何人乗りとか、そういうことを教えてください。
あと、これは単なる売買ではないと、そういうご説明でした。だから議会案件ではないんだとおっしゃいましたけれども、今まで私が調べた限りですと5度、12年、15年、16年、17年、19年と同じようなものを買っております。それとどう違いますか。教えてください。
◎契約課長(露木智広君) 製造の請負と備品購入費との関係だと思いますけれども、 今までの案件とどう違うのかということでございますけれども、基本的には購入する物品については同じでございまして、本来の契約の形態からすれば艤装が含まれておりますので製造の請負が適切だろうということで判断をしたところです。
以上です。
◆委員(広瀬明子君) 今までのと同じだと、艤装というものが加わっていると。いわゆるシャーシというようなものだと思うんですけれども、今までのはちゃんと議会に提案してきているわけですよ。それで、本会議場で総括質疑とか委員会付託にかかってかなりみんなで議論してきたんですけれども、今回は請負契約というふうにすりかえて議会に提案しないでいいんだという、そういう、実態は同じで契約の形態は違うんだと。だってこれ、高規格自動車売買契約だったんじゃないんですか。請負契約、契約書そのものもそういう形でやったんですか。
◎財務部長(新宅秀樹君) 平成21年度、ちょっと第何回定例会か忘れましたけれど、この前の案件のときに製造の請負で議会のほうに提出させていただきました。その際の質疑のやりとりの中で、本来は製造の請負であるので、今後、この同様の案件については議会に提案をしませんということで本会議でも説明をしていると記憶をしているところです。前回この考え方を改めているといったことで、 2回目のケースということです。
以上です。
◆委員(広瀬明子君) 確かにそういうやりとりはあったと思うんです。それは救急自動車の話じゃないですよね。何かはしご車のポンプ車だったんですよ。性能も機能も違うし。私が聞いているのは、これは高規格救急自動車というもので、今まで平成12年度から5回ちゃんと議案として出していますけれども何でですかということを聞いているんですよ。はしごポンプ車の話は、確かに私がかなり細かいことを聞いてそういう結果になったのかもしれないんですけれども、これはもうある意味オプションで何かちょっとつけるものはあるかもしれないけれども、 基本的に購入しているんじゃないんですか。今回の案件ですよ。救急自動車を購入した話なんじゃないんですか。オプションで確かに自動体外式除細動器とか、 いろいろな輸血装置とか、そういうのはつけることはあるかもしれないけれども、だからといって、これはいわゆる動産の売買の範疇から外れる事案ではないんではないかと思うんですけれども。
私が聞いているのは、今までの高規格救急自動車、これはすべて議会案件にかかっていたんですよ。それで金額もほとんど一緒ですよね。でも、今回はそれから外れた理由を教えてくださいと聞いているんです。
◎財務部長(新宅秀樹君) 高規格救急自動車は今回初めてですけれども、前回のポン プ自動車の際、契約の形態としてはポンプ自動車も高規格救急自動車も同様ですので、物品の購入から製造の請負ということで考え方を改めた。これはまた他市、市川市、船橋、同様で、他市等の動きも含めて契約内部でどちらが本来の契約のあり方かといった点から、別に議会にかける、かけないというよりも、契約 のあり方としてどちらが適切かといった点で製造の請負が適切だろうといったことからこういう状態になったということでご理解いただければと思います。
◆委員(広瀬明子君) 契約書はどういう名称でやったんですか。売買契約じゃないんですか。請負契約したということですか。それは今までの高規格救急自動車もみんなそうやって請負契約で締結していたけれども議会に出してきたということなんですか。それとも、今回は契約書そのものの内容を変えたということですか。
◎契約課長(露木智広君) 今までの高規格救急車につきましては備品の高規格救急車の購入という形で行っておりましたけれども、今回からは高規格救急車の製造という形の製造の請負の契約書を使用してございます。
以上です。
◆委員(広瀬明子君) わかりました。
ただ、やはり議案案件を減らしていく、結果的に、今まで同じものが議会で議論されていたものがスルーしちゃっている。たまたまこうやって委員会では引っかかっちゃうんですけれども、議会案件でなくなっていくというのはこれはちょっと問 題ではないかと思うんですけれども、今それは議論しませんけれども。