南 彰 さん、朝日新聞を購読している方はこのお名前ご存知の方が多いと思います。署名入りで鋭い記事を沢山書かれていました。先月末で朝日新聞を去り沖縄に行かれました。
私と南さんとの出会いは、平成15年に起きた市内特別支援教室での強制わいせつ事件に遡ります。高裁の刑事事件傍聴に行った時、廊下で「新聞記者です」と言われ名刺交換をしたのが最初です。この事件の全貌は「黙殺される教師の性暴力」として上梓されています。
この事件、刑事事件は一審、二審無罪となりましたが、民事事件では一審、二審とも被害は認められ大勝利となりました。
南さんは最後まで被害者側に寄り添い、事件終了後も交流は続いています。
この事件だけではなく、入札問題なども積極的に記事に書いてくれました。
私が情報公開で入手した沢山の資料を見せて欲しいと言って、段ボールに入れて持ち帰られたこともあり、とても熱心な記者の方だとの印象でした。
その後、大阪本社に異動されましたが、森友問題などで積極的に発信してくれていまして、私たちは心からエールを送り続けていました。
そんな南さんが、朝日を辞めて沖縄に行くとのニュースは暑い8月に入ってきました。9月には仲間と共に送別会を開き、次回は沖縄での再会を誓いました。
その南さんが書いた退職挨拶文が公開されています。
この「退職挨拶文」はメディア史に記録されるべき第一級の資料だとのことです。是非ご一読下さい。