後を絶たない不正請求!
介護給付費およそ4900万円を不正に受け取る 都内の事業者 処分
都内の2つの介護施設が看護師が勤務しているようにタイムカードを偽造するなどして、合わせておよそ4900万円の介護給付費を不正に受け取っていたことがわかり、東京都と葛飾区は事業者に対し新たな利用者の受け入れを停止する処分にしました。
東京都と葛飾区によりますと、処分を受けたのは都内で介護施設を運営する「合同会社愛心倶楽部」です。
葛飾区内にある「デイサービス絆」では、平成28年から去年にかけて、看護師が勤務しているようにタイムカードや勤務表を偽造し、介護給付費およそ3600万円を不正に受け取っていました。
また、足立区にある「デイサービス絆の家」も、同じ手口でおよそ1300万円を不正に受け取っていたということです。
このため東京都と葛飾区は18日、この2つの施設をいずれも今5月25日からの9か月間、新たな利用者の受け入れを停止する処分にしました。
足立区の施設ではおよそ800万円が返還されているということで、葛飾区と足立区はそれぞれ2つの施設に対し全額を返還するよう求めています。