ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

消火器無償貸与制度の廃止理由

2015年03月27日 | 福祉・情報公開

無償貸与制度廃止問題、実は委員会審査も終わらないうちに自治会に告知していました。議会無視の市側のこの姿勢は一体何何に起因しているのでしょうか。市側の提案事項を議会は何でも通してきた議会の責任でもありますが・・・。

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以下、昨年の委員会審査時の模様です。

◆ 委員(広瀬明子君)それはそれとして、もう一点、これに関連して自治会を経由して、もうこの制度がス タートするんだというものが配布されましたよね、予定ですと書かれながらも。あれは何でなんですか。予算が通っていないのに、もう既にうちの自治会は配ら れてきて、何のことだろうかなと思ったら、これのことなんですよ。消火器の今度無償配付で発送しますとか、きょう紙を持ってこなかったんですけれども、そ れが自治会でも配布されているんですよ。
 制度をどうするかということは1つ問題なんですけれども、議会で承認されていない 事業が、予定ですと、見出しは予定ですと書いてあるんですけれども、予定であろうが何であろうが、市民はもう、ああと。4月から始まるから予定だと思うん ですよ。議会を通過していないから、厳密に言えば予定という意味だと思うんですけれども、受ける市民からすれば、4月からこうなるから3月に配られている、この説明は予定だと思うでしょう。そもそもああいうものを自治会を経由してお知らせとして出すのは、何でなんですか。議会を無視というか、軽視してい るというか、何で出すんですか。何も今この時期に、もうあと1週間か2週間でこの予算、可決か否決か知りませんけれども、ちゃんと結論が出るわけじゃないですか。そこまで待てなかったんですか。何でこんな早くに、予算がまだ審議中ですよ。委員会にもかかっていない。私、きのうかおとといか、うちのほうで配 られてきましたから、委員会審査にも引っかかっていないのに、だから配られちゃったと。予定とは言え、配られたことがおかしくありませんかと言っているん ですけれども、誰の指示で出てきたものなんですか。

◎消防長(川口利治君) 事業の変更を予定しているということを事前にお知らせして、今年までに交換しなくてはいけない消火器が大分ありますので、その方たちが交換を速やかにできるようにということで周知を行ったということです。

◆ 委員(広瀬明子君) それは、4月スタートの段階で、あるいは予算が可決された段 階でやっては間に合わなかったんですか。1週間か2週間待てなかったんですか。議会では全く議論になっていないものが、もうあたかも決まったかのごとく、 予定とはいえ、何度も言いますけれども、市民はそうは見ませんよ、ああいうものを配布されたらば。市の方針はこうなったんだ、議会の承認も出たんだと思う んですよ。何でこの時期にやらなければいけなかったのか、お答えください。

◎ 消防長(川口利治君) 先ほどお答えいたしましたとおり、貸出しという方法から、 今度は配付という方法に変えていくわけでございます。事業は存続しますけれども。そういうような形がございますので、交換の年度が今年度で終了するという ことで、交換を促したということでございます。

◆ 委員(広瀬明子君) だって、今の説明は、この予算が通ることを前提の話ではないですか。通らなかったら、この事業はできないんですよ。だから、私はおかしいじゃないですかと言っているんですよ。通ってもいないものを、あたかも通った ことを前提に、市民にお知らせを出すということは、議会を軽視しているんじゃないんですかということなんです。こんな審査は要らないじゃないですか。予算の採決なんか、とる必要はないじゃないですか。万々が一、予算を全部否決されたら、では謝罪文を出すんですか。
    (「執行できないですよ」の声あり)
◆委員(広瀬明子君) では、自治会を通して、議会で承認いただけませんでしたので、何か先走っちゃって済みませんでしたと、そういうことをやるということも覚悟していたんですか。そういうことを覚悟して、あの文書を出したんですか。
     (「当然ですよ」の声あり)
◆委員(広瀬明子君) 当然ですか。

◎ 消防長(川口利治君) 何度もお話をさせていただきました。事前に交換をする期間 を長くとるということもありますので、予定という表現をさせていただいて周知をさせていただいたということです。学校の設置などについても、4月1日以降 の設置であっても、事前に周知している例はあるというふうに理解しております。

◆ 委員(広瀬明子君) もう平行線ですので、私は本当に、議会でそこの分の委員会審 査にもかかる前に、委員会での採決もない前にやったということは、私は本当に断じて許せることだとは思いません。全体の中の金額からすれば、大した金額で はないんですけれども、金額の問題ではなくて、市側の姿勢を問題にしていきたいと思います。


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