ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

浜岡原発住民投票条例案否決 その2

2012年10月13日 | 原発
浜岡住民投票条例案が県議会で全会一致で否決されました。
この時、超党派の一部議員が、投票資格者の年齢を18歳以上から20歳以上に変えた修正案を提出したそうですが、それも賛成17、反対48で否決されたそうです。

う~ん、どうも県民の意思と議会の意思がうまくマッチしていません。

昨日の朝日新聞報道によりますと、ネックは「選挙」のようです。

つまり選挙母体からの要請で市民の声を聞くことができにくい現実が浮き彫りにされています。

ある県議は、中部電労組の幹部から「浜岡現発は安全対策に最善を尽くしている。条例案に反対して欲しい」と言われ、迷ったが反対したとあります。
また、別の県議は「浜岡原発を否定するような行動をとれば、裏切り者とみなす」と言われたとあります。

確かに、私たち議員は自分を支持していくれている方の意見には耳を傾けなければなりませんが、私たちの仕事は決して自分の支持者・団体だけの為に働くわけではなく、もっとたくさんの市民・県民の為の仕事であるわけです。

が、選挙のことを考えると・・・、どうしても支援者・団体の顔色窺いをせざるを得ないのが実情なのでしょう。
「なのでしょう」と、他人事のように言うのは、私は一切団体とかかわりを持っていない(厳密には一団体/平和を考える団体の会員にはなっていますが)ので、そこらあたりの事情が良くわからないのです。

私のように団体と関係なく動いている者は、当然に選挙の時は大変苦労します。
何処に自分の票があるのか全く見当がつかないからです。

しかしそれが幸いしてか、議会では自分の考えを自由に表明出来るわけです。

10年以上前に市内市長選挙をお手伝いした時に直感で感じたことがありました。
どういう形で選挙を戦うか、これは当選後の四年間の政治家生命を左右するのではないかと。

自分が議員になって、この直観は当たっていたと感ずるこの頃です。

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