ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

一般質問 実名

2010年06月28日 | 議会
6月議会で「南小」という実名を削除された。
では、何故私は敢て議場で実名入りで質問をしたのか?
それは、過去の議事録の以下のやり取りがあったからだ。

ここまで答弁拒否されて、イニシャルで学校名を言えるはずがない。

以下は18年9月25日一般質問の嘘のような本当の話だ。


広瀬質問:要旨1、Т小15年度特殊学級開設経緯をお示しください。
Т小では特殊学級が開設され、そこでいろいろと問題が起きてしまいました。この開設の経緯をお示しください。当初何人ぐらいの児童を見込んで、その子どもたちはどこら辺の子どもたちが来ると、学校の生徒になると考えていたのか、それから、担任の先生はどこから連れてくる予定だったのか、そこら辺についての計画をお示しください。
次に、要旨2、弁護士紹介の市の関与、これは市長に質問をしましたけれども、教育長にも質問をさせていただきます。
たしか私が2年前、教育長とお話をさせていただいたとき、「市は弁護士を紹介していない」という内容のお話をされていました。しかし、現実には市は弁護士を紹介しておりました。市長と弁護士とのかかわりを、要するに市長が紹介したということを、そのようなかかわりを教育長はいつお知りになりましたか。
それから、毎日新聞記事によると、評論家 尾木氏が今回の松崎市長の行為は責任は重いとコメントを出しています。このコメントがまさに一般市民感情だと思います。教育長はどのようにコメントを受けとめましたか、お考えをお聞かせくださ い。
要旨3、学校現場と教育委員会との関連。
平成17年、昨年4月、問題の保護者は教頭と話し合いを持っております。私はその後報告を受けました。学校側はこのような発言をしております。「管理職としてああいう状況をつくってしまったことに対しては、学校として責任をとっていく必 要がある、そういう思いです」と。学校として責任があると思っています。無罪だから何もなかったということにはならない。学校として補償していく必要があると思っている。たとえ無罪になったとしても、公判の中で話していることがあります。私はそれはこの議会でも指摘しております。3点です。それに対する追及は、当然学校としてはしなければいけないと思っていると。これは教頭発言です。もし無罪になって、公判の中で言っていることですから、どういう形で判決が 出ようが、そこの部分については、要するに公判の中でご本人が話されたこと、それは追及する必要ありと教頭は宣言しております。
ところが教育委員会は、私がこの問題をこの議会の場で取り上げると、無罪だから一 切教育委員会は議論もしないし考えもしない、市長もそのようなお答えでした。なぜ現場とこんなに違うのか。教育委員会に教頭のお考えは反映されないのか、 あるいはこういう話すら来ていないのか、そこら辺の流れについてお示しください。

○議長(小泉芳雄君) 市長、松崎秀樹君。
◎市長(松崎秀樹君) 登壇席に行く前に、ちょっと議長の方にお取り計らいをお願い 申し上げたいと思います。
今回の質問、件名、要旨の中でТ小とイニシャルで質問されておりますけれども、当然、議場での私どもの答弁も議事録に残ることになろうと思いますが、そういった意味で、憶測あるいは類推といったさまざまな問題点があろうと考えておりま すので、私ども答弁調整の中で、こういったイニシャルに関しての質問についてはお答えできないということでございます。また、今後につきましても、イニ シャルでの件名あるいは要旨、議長の方でもお取り計らいのほどよろしくお願い申し上げたいと思います。

広瀬質問:教育問題、Т小で出したから云々というんですけれども、でもこれはきちっとヒアリングを受けて、その段階で何も言わないで、Т小だから答えないとかそんなことなくて、本会議になったときにТ小だから受けないとか、受けないと決めたとか、そんなことが通るんでしょうか、この議場では。では私は何のためにヒアリングを受けたのか、時間を費やして。そういう意味で先ほどの市長の発言の真意がわかりかねます。
そしてお答えください。先ほど私が示しましたように、教頭が昨年4月に被害者の親に対して、先ほど言いましたように、無罪になったとしても公判のところで本人が証言してしまったことは責任を免れないんだと言っているんです。
これはТ小でいけないなら高洲小と言えばいいんですか。どういうふうに書けばいいんでしょうか。市長、お答えください。今後そういう形で一般質問の答弁を突っぱねるのであれば、ちゃんと学校名を入れて書くべきだというふうに指導してい ただければ、私は幾らでもそれは応じます。ぜひここでお答えください。

◎市長(松崎秀樹君) まず、イニシャル問題でございますけれども、Т小、これは先ほど議長の方に検討をお願い申し上げました。議事録に残るということで、今現在、Т小と言われて、高洲小学校、高洲北小学校、富岡小学校と、これが後世の人たちがいたずらに類推や憶測を呼ぶということになりますので、今後十分注意していただきたいと。また、今回につきましては、こういった形で議事録に載るということに関して、お答えすべきではないというふうにお答えをさせていただきました。

広瀬質問:Т小の問題なんですけれども、それは確かにТのつく学校はたくさんある。でも、ヒアリングでもお互いに意思疎通、話がスムーズにいってい て、この場に来たらいやそれはと言われるのも、そうであれば、決まった段階できちっとこちらに事前に報告していただきたい。そしたら、例えば議長の承認を得られれば、通告書もТ小じゃなくて高洲小と書けばいいだけのことじゃないですか。何でそれを、ある意味ではアンフェアですよ。こういうところで、さあ質問しますよといったとき、それは使えないの何のという、そんなことをされては私たち議員はやってられないじゃないですか。
そちらのあれに乗るために、ちゃんと私はヒアリングも応じているわけです。そこで は高洲小、高洲小と言いますよ。でもここに出すときは、それはまずいのかなと思って気を使ってやってあげたら、それはちょっとということを言われちゃっては話にならない。そういう意味で、そこら辺についてのご見解を2点お願いいたします。

◎市長(松崎秀樹君)
イニシャル問題につきましては、先ほども言いましたように、議長にお取り計らいをお願いしましたけれども、何度も言いますように、Т小といった場合に、後世の人がいたずらに類推や憶測を呼ぶということになるので、この議場でお答えするのはふさわしくないというふうに思っているところでございます。

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以上のやり取りで時間を費やし、私の質問には一切答弁がなくこの議会は終わった。
今回議長権限で、南小が削除されてしまった。多分議事録は「― ―」になって出てくるのだと思う。
そんなことをしたら、「後世の人がいたずらに類推や憶測を呼ぶということになる」のではないですか、議長さん。

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