ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

どうぞ「談合をおやりください」 その2

2007年09月04日 | Weblog
先週末に葛南地域整備センターの所長から、8月10日に私がこのブログに書いたことでの電話が入りました。
「そうぞ談合をおやり下さい」という、少々刺激的なタイトルで書いたことに対しての電話でした。

所長が仰るには、「談合を勧めてはいない」とのことです。

私の書き込みを読んでいただければお分かりだと思うのですが、私が言いたかったのは、私が見てしまった窓口対応は結果的に「談合をおやり下さいと言っているようなものです」という事なのです。決して、「奨励している」、「積極的に推奨している」とまでは私は言うつもりはありません。

ここで私が一番問題にしたのは、結果的にせよ、「誰でも入札参加業者を知ることが出来る状況にあった」この事実です。
「談合・贈収賄・不正」等の言葉が日常的にマスコミに登場し、どうしたらそれらを防げるのかを考えなくてはいけない時代になっているのに、入札参加業者が事前にわかってしまう状況を作り出していることは言語道断です。

浦安市でも、事前に参加業者は担当者以外は知ることが出来ないようにそれなりの工夫をしています。
入札制度を改革している市では、担当者さえ入札執行当日になるまでわからないシステムをどうしたら作れるのかで頭を悩ませているのが実情です。
その為に、指名競争入札を出来る限り減らし、一般競争入札を導入し始めている市町村が出始めているのです。(一般競争入札導入理由は他にもありますが。)
また、郵便入札や電子入札を導入し、あるいは現場説明会をなくしたりと、ありとあらゆる方策を考えて改革を行なっています。
どこも事前に参加業者がわからないようにするための努力をしています。
そして、それまで事前に行なっていた資格審査も入札執行後に行なうように制度改革をしている所さえ出始めています。資格審査を事前に行なうことは、イコール事前に参加業者がわかってしまうからです。

そんな中で私が見た県の実態は、驚きでした。
絶対にあってはいけない光景だと思いました。(現在も同じ思いです。)

お電話の所長曰く、
「透明性を重視して、委託に関しては県は業者名を事前公表しています。業界紙でも事前に指名業者名は公表しています。工事に関しては四月から事後公表に変わりました。」

8月10日、たまたま別件で県事務所に出向き、見てはいけないものを私は見てしまったと思っていたのですが、委託に関しては県は指名業者を事前公表しているとの事です。

うひゃー、電話口で私は引っくり返りました。
  (私は所長さんを攻めるつもりは全くありませんのであしからず。)
千葉県は一体どうなっているのでしょう。

  ※でも、「透明性」を担保するために何故事前公表が必要なのでしょうか?それでは4月から事後公表になったという工事では「透明性」はなくなったのでしょうか?
そもそも、参加業者名を事前に公表することが入札における「透明性」を担保しているとは、今まで勉強不足で知りませんでした。

ところで、県議会でこの問題を取り上げる議員は千葉県にはいないのでしょうか?

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