昨年3月議会でも動物愛護関係の質問をしています。
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平成24年 3月 定例会(第1回)-03月02日
次に、動物愛護条例の問題にいきます。
動物愛護条例、平成15年、7,741名による陳情によって動物愛護条例制定をしてほしいという趣旨採択を議会で行いました。これについてその後どのような動きというものを市側は行ってきたのでしょうか、お答えください。
◎都市環境部長(長峰敏幸君) 平成16年3月の市議会における動物愛護条例制定に関する陳情が趣旨採択されましたが、市としまして条例の制定はしておりませんが、ボランティア団体や関係機関等の協力をいただきながら、これまで陳情書の中で求められていたもののほか、さまざまな動物愛護行政を推進してきたところです。
具体的には組織体制として、人とペット、動物などとの調和のとれた共生社会を推進するために、環境レンジャー課にペットやすらぎ係を設け、要望のあった飼い主のいない猫への避妊去勢手術費助成制度の創設、ペット遺体の搬送専用車両やすらぎ号の配置、ドッグランや動物慰霊碑の整備を行ってきたところです。
また、保護した徘回犬の一時保護施設としてシェルター、犬舎を設置し、動物保護団体の献身的な努力とともに、これまでの浦安の犬の殺処分ゼロを維持しております。
浦安市での動物愛護条例の制定については、近隣自治体も含め動物愛護に関して広域的に行っていく必要があると考えており、今のところ条例の制定は考えていないところです。
以上です。
◆(広瀬明子君) ある団体さんが本当に半ばボランティア的に動いてくださって、浦安市の場合は犬、猫の殺処分ゼロをずっと維持していると思います。これは本当に並々ならぬ努力のあれだと思う。確かに市側のいろいろな意味での援助もあったとは理解できるんですけれども、ただ当時7,000名以上の方たちの動物愛護条例をつくってほしいという思いが結集して陳情として出てきたわけですけれども、趣旨採択というのは市側にとってどれくらい重みがあるものなんですか。当時趣旨採択、議場で行いましたけれども。
◎総務部長(工藤陽久君) 陳情によって要望した内容が趣旨あるいは目的はよいとしても、諸事情により当分の間は願意を実現することが困難な場合には、趣旨採択として議会の意思が執行機関に伝えられるものと考えております。
陳情につきましては、採択、趣旨採択とも拘束力がないものと考えておりますが、市といたしましては、必要に応じまして担当する部署で研究あるいは検討していくものというふうに考えております。
※「陳情の採択、趣旨採択は拘束力がないものと考えています」と、市側ははごく当たり前のことを答弁していました。
◆(広瀬明子君) 拘束力がないというのはわかるんですけれども、必要に応じて担当部署で検討等をするというご答弁でした。これ検討した結果、動物愛護条例は必要ないというふうになったんでしょうか、それだけお答えください。
◎都市環境部長(長峰敏幸君) この条例に関しましては、やはり広域的な見方も必要な状況もあることから、その時点で条例というものは制定しないで、要望に合った、陳情に合ったものを市として取り組むこととしていったものです。
◆(広瀬明子君) 何で広域的なんですか、これが。浦安市独自でつくって、浦安で何か愛護条例をつくると近隣周辺に何らかの迷惑がかかるから広域的に考えるというおつもりなんですか。
◎都市環境部長(長峰敏幸君) 基本的には動物愛護及び管理に関する法律がございまして、その精神にのっとってまず市として施策を進めていきたいと考えたところから、条例の制定は考えなかったところです。
以上です。
◆(広瀬明子君) 考えなかった、これからも考えないということですか。
◎都市環境部長(長峰敏幸君) 現状では考えておりません。
◆(広瀬明子君) 考えていないものをこれ以上お願いしてもしようがない、わかりました
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飼い主のいない犬・猫の避妊手術補助制度の提案もしています。
平成19年 12月 定例会(第4回)-12月14日
次に、件名3、動物愛護精神。
たしか平成15年の12月議会だったと思います。動物愛護市条例制定に関する陳情というものがこの議場で趣旨採択されました。否決ではありません。趣旨が採択されております。趣旨採択された結果、この趣旨をどのように市側はこれまで生かしてきたのか、そこら辺のご説明をお願いいたします。
次に、当時の陳情者のご意向にまさに沿うことだとも思いますけれども、無飼い主動物避妊手術への補助制度の新設、要するに飼い主のいない犬・猫の避妊手術、この補助金制度をぜひ20年度の予算の中で新設していただきたい。これは提案でございます。
お隣の市川市では、もう既に7月から取り組みを始めているようです。避妊については1万5,000円、去勢については1万円補助金を組んでおります。千代田区は12年度から実施しております。また、三鷹市も同じような制度を持っていると聞いております。
頻繁に起きている動物虐待、これは要らないものは捨てる、殺すという間違った風潮から生じております。命の大切さを浦安市が宣言する意味でもぜひ私のこの提案を来年度の予算で生かしていただきたい。そのご見解をお願いしたいと思います。
また、現在市民が自腹を切って飼い主のいない猫・犬の避妊手術を講じている、これが実態でございます。市側はそういう市民がいらっしゃることをご存じかどうか。もしご存じであれば、そういう方が年間でどれくらい手術を自費でやっているのか、把握していれば把握している数字をお示しください。
◎都市環境部長(古賀典道君) 件名3、動物愛護精神、要旨1の市民からの陳情のその後ということでございます。
平成15年12月3日に提出されました陳情第17号につきましては、一時保護施設の設置、動物愛護推進委員や猫の登録制度、避妊去勢手術への助成金及び動物の個別火葬や墓地の検討についてなどが盛り込まれました動物愛護市条例の制定についての陳情でございまして、当時、市議会におきまして趣旨採択されましたので、その内容について研究し、検討してきたところです。
本市におきましては、動物愛護施策といたしまして、現在、ボランティア等の協力による徘回犬の一時保護施設の運営や、愛犬家と愛犬のしつけ方教室の開催、犬の放し飼い防止パトロール、その他ペットの遺体搬送専用車やすらぎ号の運用などを実施しているところです。
このようなことから、市といたしましても動物愛護精神にのっとり取り組んでまいったところですが、現在、千葉県において動物愛護及び管理に関する検討委員会が開催されており、この中で動物愛護推進計画が今年度中に策定されることになっておりますことから、本市といたしましては、今後におきましても千葉県の動向を見据えた上で、できるものから取り組んでまいりたいと考えております。
次に、要旨2に関連いたしまして、市内の愛猫家の方々が飼い主のいない猫の保護やこれ以上増えることがないように自費で避妊去勢手術を受けさせているということにつきましては、私どもの方も承知してございます。
以上でございます。
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平成24年 3月 定例会(第1回)-03月02日
次に、動物愛護条例の問題にいきます。
動物愛護条例、平成15年、7,741名による陳情によって動物愛護条例制定をしてほしいという趣旨採択を議会で行いました。これについてその後どのような動きというものを市側は行ってきたのでしょうか、お答えください。
◎都市環境部長(長峰敏幸君) 平成16年3月の市議会における動物愛護条例制定に関する陳情が趣旨採択されましたが、市としまして条例の制定はしておりませんが、ボランティア団体や関係機関等の協力をいただきながら、これまで陳情書の中で求められていたもののほか、さまざまな動物愛護行政を推進してきたところです。
具体的には組織体制として、人とペット、動物などとの調和のとれた共生社会を推進するために、環境レンジャー課にペットやすらぎ係を設け、要望のあった飼い主のいない猫への避妊去勢手術費助成制度の創設、ペット遺体の搬送専用車両やすらぎ号の配置、ドッグランや動物慰霊碑の整備を行ってきたところです。
また、保護した徘回犬の一時保護施設としてシェルター、犬舎を設置し、動物保護団体の献身的な努力とともに、これまでの浦安の犬の殺処分ゼロを維持しております。
浦安市での動物愛護条例の制定については、近隣自治体も含め動物愛護に関して広域的に行っていく必要があると考えており、今のところ条例の制定は考えていないところです。
以上です。
◆(広瀬明子君) ある団体さんが本当に半ばボランティア的に動いてくださって、浦安市の場合は犬、猫の殺処分ゼロをずっと維持していると思います。これは本当に並々ならぬ努力のあれだと思う。確かに市側のいろいろな意味での援助もあったとは理解できるんですけれども、ただ当時7,000名以上の方たちの動物愛護条例をつくってほしいという思いが結集して陳情として出てきたわけですけれども、趣旨採択というのは市側にとってどれくらい重みがあるものなんですか。当時趣旨採択、議場で行いましたけれども。
◎総務部長(工藤陽久君) 陳情によって要望した内容が趣旨あるいは目的はよいとしても、諸事情により当分の間は願意を実現することが困難な場合には、趣旨採択として議会の意思が執行機関に伝えられるものと考えております。
陳情につきましては、採択、趣旨採択とも拘束力がないものと考えておりますが、市といたしましては、必要に応じまして担当する部署で研究あるいは検討していくものというふうに考えております。
※「陳情の採択、趣旨採択は拘束力がないものと考えています」と、市側ははごく当たり前のことを答弁していました。
◆(広瀬明子君) 拘束力がないというのはわかるんですけれども、必要に応じて担当部署で検討等をするというご答弁でした。これ検討した結果、動物愛護条例は必要ないというふうになったんでしょうか、それだけお答えください。
◎都市環境部長(長峰敏幸君) この条例に関しましては、やはり広域的な見方も必要な状況もあることから、その時点で条例というものは制定しないで、要望に合った、陳情に合ったものを市として取り組むこととしていったものです。
◆(広瀬明子君) 何で広域的なんですか、これが。浦安市独自でつくって、浦安で何か愛護条例をつくると近隣周辺に何らかの迷惑がかかるから広域的に考えるというおつもりなんですか。
◎都市環境部長(長峰敏幸君) 基本的には動物愛護及び管理に関する法律がございまして、その精神にのっとってまず市として施策を進めていきたいと考えたところから、条例の制定は考えなかったところです。
以上です。
◆(広瀬明子君) 考えなかった、これからも考えないということですか。
◎都市環境部長(長峰敏幸君) 現状では考えておりません。
◆(広瀬明子君) 考えていないものをこれ以上お願いしてもしようがない、わかりました
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飼い主のいない犬・猫の避妊手術補助制度の提案もしています。
平成19年 12月 定例会(第4回)-12月14日
次に、件名3、動物愛護精神。
たしか平成15年の12月議会だったと思います。動物愛護市条例制定に関する陳情というものがこの議場で趣旨採択されました。否決ではありません。趣旨が採択されております。趣旨採択された結果、この趣旨をどのように市側はこれまで生かしてきたのか、そこら辺のご説明をお願いいたします。
次に、当時の陳情者のご意向にまさに沿うことだとも思いますけれども、無飼い主動物避妊手術への補助制度の新設、要するに飼い主のいない犬・猫の避妊手術、この補助金制度をぜひ20年度の予算の中で新設していただきたい。これは提案でございます。
お隣の市川市では、もう既に7月から取り組みを始めているようです。避妊については1万5,000円、去勢については1万円補助金を組んでおります。千代田区は12年度から実施しております。また、三鷹市も同じような制度を持っていると聞いております。
頻繁に起きている動物虐待、これは要らないものは捨てる、殺すという間違った風潮から生じております。命の大切さを浦安市が宣言する意味でもぜひ私のこの提案を来年度の予算で生かしていただきたい。そのご見解をお願いしたいと思います。
また、現在市民が自腹を切って飼い主のいない猫・犬の避妊手術を講じている、これが実態でございます。市側はそういう市民がいらっしゃることをご存じかどうか。もしご存じであれば、そういう方が年間でどれくらい手術を自費でやっているのか、把握していれば把握している数字をお示しください。
◎都市環境部長(古賀典道君) 件名3、動物愛護精神、要旨1の市民からの陳情のその後ということでございます。
平成15年12月3日に提出されました陳情第17号につきましては、一時保護施設の設置、動物愛護推進委員や猫の登録制度、避妊去勢手術への助成金及び動物の個別火葬や墓地の検討についてなどが盛り込まれました動物愛護市条例の制定についての陳情でございまして、当時、市議会におきまして趣旨採択されましたので、その内容について研究し、検討してきたところです。
本市におきましては、動物愛護施策といたしまして、現在、ボランティア等の協力による徘回犬の一時保護施設の運営や、愛犬家と愛犬のしつけ方教室の開催、犬の放し飼い防止パトロール、その他ペットの遺体搬送専用車やすらぎ号の運用などを実施しているところです。
このようなことから、市といたしましても動物愛護精神にのっとり取り組んでまいったところですが、現在、千葉県において動物愛護及び管理に関する検討委員会が開催されており、この中で動物愛護推進計画が今年度中に策定されることになっておりますことから、本市といたしましては、今後におきましても千葉県の動向を見据えた上で、できるものから取り組んでまいりたいと考えております。
次に、要旨2に関連いたしまして、市内の愛猫家の方々が飼い主のいない猫の保護やこれ以上増えることがないように自費で避妊去勢手術を受けさせているということにつきましては、私どもの方も承知してございます。
以上でございます。
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