性別騒動渦中の金メダル女子ボクサーが告訴状提出「世界中の人の意識を変えたい」…パリ五輪(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース
ボクシング女子66キロ級で金メダルを獲得したイマネ・ヘリフ(アルジェリア)が10日、性別騒動を巡るネット上での誹謗(ひぼう)中傷について、パリ検察庁に告訴状を提出したことが分かった。ロイター通信が報じた。
【写真】相手の顔面にパンチを見舞うヘリフ
代理人弁護士は「ヘリフは正義、尊厳、名誉を賭けた新たな戦いを率いることを決意した。9日にサイバーハラスメント行為で告訴状を提出した」と公表。ヘリフ本人は「私に関してSNSで言われていること全て不道徳だ。世界中の人の意識を変えたい」と話しているという。
ヘリフは国際ボクシング協会(IBA)管轄下で行われた昨年の世界選手権で、性別適格検査に不合格とされた。大会前から出場を疑問視する声が上がる中、1日の2回戦で相手選手がわずか46秒で棄権したことで、国際的な議論に発展。ネットでは誹謗中傷が飛び交った。
決勝後の会見でヘリフは「女性として生まれ育ち、競技をしている。疑いの余地はない。私の成功を望まない敵や攻撃が、この栄光を特別なものにした」と話し、「ネット上での攻撃はひどかった。いじめはやめてほしい。将来、同じようなことが起きないように願っている」とも訴えていた。
またクレムレフ会長自らヘリフを「男性」と断定したIBAにも「理由は分からないが、彼らは私のことが嫌い。自分の尊厳、名誉は全てに勝る」と反論した。
(後略)
ヘリフ(ケリフ)選手が「女性であるか、男性であるか」は、彼女が遺伝子により、もしかしたら生物学上は「女性でなく中性」となる可能性はあると思います。
もちろんこの中性であることは差別されることではないのですが、まず今年1月にユニセフは彼女の特殊性を言わぬまま、「美談の女子ボクサー」としてユニセフ親善大使に就任させ、インタビュー記事も載せました。
イマネ・ケリフ女子ボクシング選手とスポーツのジェンダー・彼女のユニセフ国連大使就任時インタビュー - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
過去に何人か性別疑惑の選手たちがいましたが、国際大会の出場していたインドネシアのバレー選手の場合、彼女は特殊な性別を持ちながら出場-彼は「中性的に生まれ、女性として育てられたけれど、心は男性だった」ということで、ケリフ選手とは逆のパターン。
女子バレー選手が男性だった インドネシア代表に海外注目「長い間議論されていた」 | THE ANSWER (the-ans.jp)
東京五輪が迫る中、インドネシアの女子バレー代表でプレーしていたトップ選手が、男性だったことが明らかとなった。これに対し、海外メディアが「長い間議論の的になっていた」などと注目している。
インドネシアメディア「ジャカルタ・グローブ」は9日に「かつてインドネシアの女子バレー界で中心選手だったアプリリア・マンガナンが火曜(9日)に手術を受けて、男性であることが判明した」などと記事を掲載。「28歳のマンガナンは国際舞台で活躍していた間、ライバルチームにその容姿から男性ではないかという疑いをかけられていた」とつづっていた。
注目の的となっているマンガナンさんは、2015年の東南アジア競技大会など国際大会に女子代表の一員として出場。過去には日本代表と対戦したこともあったが、性別を巡って疑惑を持たれていた。記事では「マンガナンの両親は女性であると信じてそのまま育てた」「体の何かが変で、他の女性とは異なると感じていたと報じられている」と説明。昨年現役を引退し「軍の仕事に専念していた」という。
今回は、同国の陸軍参謀総長のアンディカ・ペルカサ氏が記者会見。同メディアは「マンガナンは生まれつき陰茎の発達に異常があったということを説明した。『手術は問題なく行われ、彼は回復している。しかし、まだ退院はできない』とペルカサ氏は語った。法的に男性と認められることについて(マンガナンさんは)幸せだと認めている」と説明。現役時代は指摘に対して女性だと主張してきたが、実際は男性だったことを明らかにしたという。
一連の報道により、インドネシアでは議論に。この様子に対し、ロシア放送局「ロシアトゥデー」は「インドネシアの女子バレー選手が男性であることが明らかになり、議論に発展」と注目している。「マンガナンの性別については、長い間議論の的になっていた。体が他の女子選手とは違うということで、相手チームから疑問を投げかけられていた」と報道。過去の活躍や成績にネット上で賛否の声が上がっていることを紹介している。
南アフリカのキャスター・セメンヤは、性別疑惑があれど女性であることを選び、同性婚。
彼女は「女性のアスリートのために戦い続ける」と言っていますが、彼女の言う「女性のアスリート」ってなんでしょうか。
キャスター・セメンヤ - Wikipedia
キャスター・セメンヤ(Caster Semenya、1991年1月7日 - )は、南アフリカ共和国の陸上競技選手。2009年ベルリン世界陸上、2011年大邱世界陸上、2012年ロンドンオリンピック[1]、2016年リオデジャネイロオリンピック[2]、2017年ロンドン世界陸上[3]の金メダリストである。現在は南アフリカリーグ・女子サッカーのサッカー選手。
経歴
セメンヤは、800mを得意とする南アフリカの女子中距離選手である。2009年にベルリンで開催された世界選手権では、南アフリカ代表として800mで金メダルを獲得した。2012年ロンドンオリンピックの開会式では南アフリカ選手団の旗手を務めた[4]。性別検査をめぐり、一部の結果がマスコミに漏れたこと[5]、テストステロン値の高い女子選手としての世界陸上での取り扱いをめぐり注目を集めた[6]。テストステロン値が高い女性の出場資格をめぐり、2018年6月にはスポーツ仲裁裁判所(CAS)に規定無効を訴えたが、訴えはその後に退けられた[7]。陸上競技を引退した後は、サッカー選手として活動している[8]。
私生活
南アフリカで10代のころから陸上競技を始め、18歳で国際試合に出るようになった。ランナーになることで家族を経済的に支え、家族の中で初めて母は冷蔵庫を買うことができた[9]。2016年1月に、同じ陸上選手で長年の恋人であったバイオレット・ラセボヤ(英語版)と同性結婚をしている[10]。
(中略)
国際陸上競技連盟(IAAF)は2018年4月に「テストステロン値が高い女性の出場資格を制限する」という内容の新規定を2018年11月から導入すると発表した。セメンヤと南アフリカ陸連は、同規定の無効を求めて2018年6月にスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えた。スポーツ仲裁裁判所は2019年5月1日に「テストステロン値が高い女性の出場資格を制限する」という国際陸上競技連盟の新規定を容認し、セメンヤらの訴えを棄却した。今後、セメンヤが大会に出場するには、テストステロン値を下げる薬の服用が必要とされる。セメンヤは薬を服用せず、不服申し立てを行う意向を表明した[6]が、CASに次いでスイス連邦最高裁(SFT)に訴えた裁判でも2020年9月にセメンヤの敗訴が確定した[17]。SFTは競技の前提条件として女性アスリートに薬物、または外科的処置を施すことはスイスの公序に反しないと見解を示したが、セメンヤは「世界陸連が私に薬を投与したり、私が私であることをやめさせることを拒否する。私は女性が生まれたままの形で自由に走れるようになるまで、トラック内外で女性アスリートの人権のために戦い続ける」としている[17]。
しかし、マンガナン選手もセメンヤ選手はボクシングのような格闘技をやっていたわけではないので、まだよいですが、彼&彼女と違って、一歩間違えると相手を殺したりする可能性がある格闘技であるボクシング選手。
ケリフ選手であれ、SNSの誹謗中傷は確かに撲滅すべきことだけれども、彼女の口から出た「世界の人たちの意識を変えたい」は不愉快を飛び越えて、恐ろしくなります。
オマケ:
“Feminine”の変わりゆく提議 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)から:
上の話と少し違うのですが、昨日ジェンダーの調べものをしているときに見つけたWikipedia-このWikipediaをみたユダヤ教の多くの人々はどう反応するのか知りたいです。
Gender and Jewish studies - Wikipedia
抜粋Google翻訳:
ジェンダーとユダヤ学は、ジェンダー研究、クィア研究、ユダヤ研究の交差点にある新興のサブフィールドです。ジェンダー研究は、ジェンダー現象に関する学際的な研究を中心としています。ジェンダーの文化的表現と人々の生活経験に焦点を当てています。[1] 同様に、クィア研究は、クィアのアイデンティティの文化的表現と生活経験に焦点を当て、セックスとセクシュアリティの異性愛規範的価値観を批判します。[2]
(中略)
歴史
ユダヤ法、つまりハラハーは、男性と女性に加えて、インターセックスと非適合的な性自認を認めています。[5][6] ラビ文学は、出生時とその後の人生における一次性徴と二次性徴の発達と発現に応じて定義される 6 つの異なる性別を認めています。[7] ユダヤ文学は、今日インターセックスと呼ばれるものについて説明しています。たとえば、トゥムトゥムの概念は、性別や性別が曖昧な人であり、両性の要素を持つ人である両性具有者の概念です。ラビ文学で 6 つの異なる性別が認められていることは、ユダヤの伝統における性別の微妙な理解を強調しています。これは、ユダヤ教における性別の役割の複雑さを浮き彫りにし、ジェンダーとユダヤ研究における継続的な議論と学術的探究に貢献しています。[8]
ジェンダーとユダヤ研究の 1 つの側面は、ラビ文学で認識されている曖昧さがどのように消去され、二元論に構築され、それがユダヤの慣習にどのように反映されているかを検討することです。[9] ユダヤ研究に関連するジェンダーは、1968年にユダヤ研究協会の女性議員連盟が設立されたことや、1980年代にジェンダー研究とユダヤ研究が学術研究分野として関心を集め、またユダヤフェミニズムに対する一般および学術的な注目もあって、ますます学術的な関心を集めている。[10][11]
米国を拠点とするユダヤ研究協会の女性議員連盟は、「ユダヤ研究協会内およびより広範な学術コミュニティ内でジェンダー研究を推進する」ために活動しており[12]、ユダヤ研究全体にジェンダーの視点をユダヤ研究に取り入れるよう広く影響を与えた。[13] AJSは毎年の総会で少なくとも1つのジェンダーに関するパネルを開催し、ジェンダーとユダヤ教に関するプレゼンテーションに資金を提供し、ジェンダーに関するシラバス集を出版している。大学が女性研究プログラムを設立すると、ユダヤ研究にも大きな影響を受け、つながりを持つことが多かった。[14]