アラン・ドロン追悼・フランス映画界の戦後－4（アラン・ドロンの生涯）

2024年08月20日 | 欧州映画界ネットワーク

アラン・ドロンの生涯を追った動画。翻訳ソフトの日本語字幕付きです。

Alain Delon le plus grand acteur du monde (youtube.com)

概要：

フランス文化に特化した私のチャンネルへようこそ!このビデオでは、フランス映画の神話であり象徴であるアラン・ドロンの魅惑的な人生を掘り下げてみましょう。彼がそのユニークなカリスマ性と並外れたキャリアでどのように私たちの国の歴史を刻んだのかをご覧ください。

アラン・ドロンの生涯の説明: このビデオは、アラン・ドロンの有望な始まりから国際映画界の最も偉大なスターの一人としての台頭までの軌跡をたどります。彼の最も有名な映画、有名な監督とのコラボレーション、そして彼の成功を探っていきます。このビデオを見る理由 • フランス映画界の伝説の伝記を発見。 • アラン・ドロンがどのようにして世界の映画に影響を与え、魅力と神秘の象徴となったのかを学びましょう。 • 『サムライ』、『プレイン・ソレイユ』などの映画での彼の象徴的なパフォーマンスをご覧ください… • 世界の映画文化に消えない足跡を残した俳優の個人的かつ職業的な物語に浸ってください。

子供時代、ピエール・ラヴァルの死刑の銃殺の音を聞いたというアラン・ドロン。

ピエール・ラヴァル - Wikipedia

個人的にはピエール・ラヴァルは、戦時中のナチスと協力していたほかの大物の犠牲者であると思っているので、実はアラン・ドロンは、「フランスの偽善を暴こうとしていた人物」でもあったかとも、ちらりと思ったりしました。

イディッシュ・コネクション－5（トニー・ジャットを継ぐ者たちの出現を願う） - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

に載せたWikipediaに、トニー・ジャッドの「フランスの知識人への批判」が載っています。

Tony Judt - Wikipedia

抜粋Google翻訳：

1995年、ヴェルジヴ襲撃の記念日にジャック・シラク大統領がフランス政府の協力の責任を認めた後、ジュドはニューヨーク・タイムズの論説で次のように書いている。「ジャン＝ポール・サルトルやミシェル・フーコーのような人々は奇妙なことに沈黙していた。その理由の1つは、共産主義にほとんど執着していたことだ。2世代にわたる知識人は、『関与する』、立場を表明する必要性について宣言しながらも、マルクス主義の大義を前進させない、あるいは場合によっては遅らせることのできない倫理的問題を避けた。ヴィシーは、数人の老齢のファシストによる作品として退けられた。

このヴィシー政権の行ったヴェル・ディブ事件をアラン・ドロンが70年代半ばに映画化しましたが、当時はあまり話題にしてほしくないことでした。

MR. KLEIN (1976) | 4K Restoration | Trailer | Dir. by Joseph Losey & starring Alain Delon (youtube.com)

1942年パリのヴェル・ディブ事件を指揮したフランスの警察長官たち - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

アラン・ドロンが1976年に作った“フランスのユダヤ人迫害映画” - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

ナチスに協力したフランスのGroupe Collaboration－1 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

ちなみに、昨日書いた記事

アラン・ドロン追悼・フランス映画界の戦後－3（偏ったメディアと政治が繋がると「追悼」が「批判」に） - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

に、モナコのラジオ局のRMCについて書きましたが、あれはオットー・アヴェッツが作らせた局だったよう。たまたまでしょうが。