アラン・ドロンがパルム・ドール賞受賞することに反対した、メリッサ・シルバースタイン。
アラン・ドロンが反ユダヤというのはどうしてなのでしょうか。
彼は1976年にユダヤ人迫害映画も作っています。
アラン・ドロンが1976年に作った“フランスのユダヤ人迫害映画” - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
アラン・ドロンの支援者には、
アルザスのJaval家-7(Pauli Louis Weiller) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
にも書いた、ポール・ルイ・ワイラーがいて、彼自身はカトリックに改宗しているものの、両親はユダヤ教徒(父親も改宗)。
彼が支援した俳優・芸術家にはロベール・オッセン、ロジェ・ヴァディム、モーリス・ペジャール、ブリジット・バルドーなどと並んで、アラン・ドロンがいます。
そしてまた彼は、1967年には、アラブ連合のイスラエル貿易ボイコット反対デモにも、ジョニー・アリディ、クロード・ルルーシュ、ナタリー・ドロンと一緒に参加していたようのので、反ユダヤということはないようなんですが・・・。。
先に挙げた名前の中に、ロベール・オッセンとモーリス・ペジャールがありますが、クロード・ルルーシュが監督し、ロベール・オッセンが出演、モーリス・ペジャールが振り付けをした映画に『愛と悲しみのボレロ』があります。
Les uns et les autres [bande-annonce] (youtube.com)
Les uns et les autres [extrait] (youtube.com)
Jorge Donn 7ma sinfonía Los unos y los otros (youtube.com)
抜粋:
『愛と哀しみのボレロ』(あいとかなしみのボレロ、Les Uns et les Autres)は、クロード・ルルーシュ監督による1981年公開のフランスのドラマ映画。
1930年代から1980年代にわたり、パリ、ニューヨーク、モスクワ、ベルリンを中心とするフランス、アメリカ、ロシア、ドイツにおいて交錯する、2世代4つの家族の人生を描く。この2世代4つの家族は、序盤では互いに散発的に交錯するだけだが、クライマックスの、フランスのチャリティ公演で一堂に集結する。この4家族に加え、時空をこえて、盲目のアコーディオン弾きが複数回登場し、アクセントを加える。作中の親子などを同じ俳優が一人二役で演じている例もある[1]。
クライマックスのモーリス・ベジャール振付のジョルジュ・ドンによるバレエのボレロが有名であり、この「ベジャールによるボレロの振付」は、日本で初めて、パフォーマンスとしての知的財産権を獲得しており、許可なくこの振付で踊ることは許されない。
映画は、ポール・ルイ・ワイラーの従弟である、ルイーズ・ワイスの協力あって、架空の「赤十字とユニセフのイベント」大掛かりなものができたのでしょう。
抜粋:
ルイーズ・ワイス (Louise Weiss; 1893年1月25日 - 1983年5月26日) は、フランスのジャーナリスト、作家、平和運動家、フェミニスト(女性参政権運動家)、政治家(欧州議会議員)であり、欧州平和への貢献により、ドイツ連邦共和国首相ヘルムート・シュミットに「欧州の祖母」と呼ばれ[1][2]、レジオンドヌール勲章グラントフィシエを受けた。
(中略)
1979年、86歳のとき、ジャック・シラクが率いる共和国連合から欧州議会議員に選出され、再び、政界で活躍する機会を得た。最古参議員として行った開会演説で「欧州人」としての欧州統合の推進を訴えた[11]。
1983年5月26日、90歳で死去。ワイスが収集した歴史的・民俗学的コレクションは故郷のサヴェルヌ市(アルザス地方)に寄贈された。ワイスは1999年に建立された欧州議会ストラスブール議事堂「ルイーズ・ワイス・ビル」にその名を残すことになった。
アルザスのJaval家-1(欧州議会の建物) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
ナチスに協力したフランスのGroupe Collaboration-4(メシャンを編集長に選んだルイーズ・ワイス) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
オマケ:
アラン・ドロン自身がクロード・ルルーシュ監督の映画に出演したことはなかったかもしれませんが、妻であったナタリー・ドロンはクロード・ルルーシュの『個人授業』でブレイクしました。
クロード・ルルーシュ監督は自身もアルジェリア出身のユダヤ人で彼の映画に出る俳優たちはユダヤ系の人たちや本人や親がマグレブ出身者が多かったように思います。