Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

パリオリンピックで気づいたこと-「多様性を認める」とは「一方の権利を守る」ことにあらず

2024年08月14日 | LGBT、ジェンダー、小児愛

トランスジェンダーのアスリートたち - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

ヘリフ選手閉幕式旗手ドタキャン・日本人女性初のオリンピックメダリスト人見絹枝陸上選手 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

を書きましたが、パリオリンピックは、ヘリフ選手を前面に出したおかげで、オリンピック(および世界大会)の問題点を知らしめました。

東京オリンピックでは「テストステロン値が高い選手に値を下げる薬の服用」を条件に出していたから、性別疑惑やトランスジェンダーは問題にならず。しかし確かに「薬」を彼らに飲ませることは、人権にもかかわることでもあったろうと思います。

そうかといって、今回のパリオリンピックのように、テストステロンのテストもしないで、ただ「パスポートの性別」を根拠に戦わせることは、不公平であり、競技によっては相手を怪我させたり、殺したりしかねない-

今回はもうどうにもなりませんが、次回のオリンピックでは、何ら手立てを考えてくれることを期待しましょう。たとえば、テストステロン値が極端に高い女性選手には、薬ではなく、ハンデを設ける等の工夫を。

(追記:「1968年~1997年まで選手の染色体のチェックがあった」という声もあるようなので、テストステロン検査で引っかかった人には染色体の検査復活もしてもらうとか。)

 

この記事に、ヘリフ選手も納得してくれますかー

【ボクシング】性別騒動を受け英メディア警鐘「安全な未来を持てるように疑問解消が不可欠だ」(東スポWEB) - Yahoo!ニュース

パリ五輪のボクシング女子66キロ級のイマネ・ヘリフ(アルジェリア)と57キロ級のリン・ユーチン(台湾)をめぐって大論争が起きた性別騒動を受けて、英メディアが競技の今後に警鐘を鳴らした。

騒動が起きたのは1日に行われたヘリフの初戦。相手のアンジェラ・カリニ(イタリア)がわずか46秒で棄権して「ものすごい威力のパンチを受けた」と涙ながらに訴えた。 ヘリフとリンは、昨年の世界選手権において性別適格検査で失格。国際ボクシング協会(IBA)は5日に緊急会見を開催し、2人はその際の検査で「XY染色体(男性染色体)」を持っていることが判明したと公表。「パリ五輪への出場は禁止されるべきだ」と主張した。 さらに2人が圧勝の連続で金メダルを獲得したことで、出場の是非をめぐって世界中でさらに議論が高まりを見せている。

そうした中で、五輪を専門に扱う英メディア「インサイドザゲームズ」は今大会のボクシングを総括する特集で、性別騒動に焦点を当てた。 「69か国から248人のボクサーが、ローランギャロス競技場の美しい舞台で52個のメダルをかけて競い合った。しかし、性別による出場資格をめぐる論争がスポーツの功績に影を落とした」と指摘した上で、こう続ける。

「彼女たちの性別は、競技に参加すべきだったかどうかについて幅広い議論を巻き起こした。彼女たちの染色体は女性に典型的なものではないため、ライバルたちは声高に不満を述べた」と指摘。対戦相手が試合後などに相次いで抗議のジェスチャーをしたことなどが騒動を大きくさせたとした。

この論争によって影を潜めてしまったのは残念なことだ。この論争は未解決のままであり、さらなる論争を巻き起こしそうだ」と危惧する同メディアは、今後の対応策が重要になると強調する。 「ファンにとってボクシングの魅力は否定できない。だからこそ、できるだけ早く紛争を解決することが非常に重要なのだ。ボクサーたちがより安全な未来を持てるように、あらゆる疑問を解消することが不可欠だ。女子ボクシングへの疑問によって世論を二分してきた論争は、早急に解決する必要がある。2028年までの道筋を明確にする必要がある」と説き、選手が納得して競技に打ち込める環境整備の必要性を提言した。

ボクシング界だけでなく、スポーツ界全体が今回の問題に関して早急な対策が求められそうだ。

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ウルズラ・フォン・ディア・ライエンとロベルタ・メツォラの昨年秋のイスラエル訪問

2024年08月14日 | ウルズラ・フォンディアライエン・EU・冷戦

先月の再選、そして多くのEU議会議員に批判されて以来、ウルズラ・フォン・ディア・ライエン欧州委員会委員長の露出が少ない気がします。

ウルズラ・フォン・ディア・ライエン欧州委員会委員長続投~コロナワクチンも戦争も続く - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

ウルズラ・フォン・ディア・ライエン再選の次にまずEU議会がすべきことは - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

欧州議会議員によるウルズラ・フォン・ディア・ライエン批判スピーチ(メモ) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

 

彼女がファイザー疑惑で訴えられているせいか、単に夏休みで休んでいるのか。

フォン・ディア・ライエンはイスラエルとガザについても昨年批判を浴びていましたが、こちらはロベルタ・メツォラEU議会議長も。

Metsola under fire over Israel visit amid claims she ignored Palestinians’ plight in Gaza!!! (youtube.com)

概要Google翻訳:

ロベルタ・メッツォラは、イスラエルを訪問し、EUがガザの人道的惨事に無関心であるという印象を与えたとして、マルタのイアン・ボルグ外相から非難されている。

ボルグ外相は月曜日、欧州議会議長を非難し、メッツォラはEU全体を代表していないと主張した。 「EUはロベルタ・メッツォラだけを代表しているわけではないし、イスラエル大統領の横にいる彼女がEUのすべての機関を代表しているわけでもない。EUには複数の機関があり、ロベルタ・メッツォラは彼女を議長に選出した機関のみを代表している」とボルグ外相はTVMのエクストラで語った。

メッツォラは今週、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長とともにイスラエルを訪問し、ハマスの犠牲者となったイスラエル人との連帯を示した。彼女はハマスのテロリストが永続的な平和の見通しを「さらに遠ざけた」と非難した。 しかし、メツォラ氏とフォンデアライエン氏は、イスラエルの報復爆撃作戦の結果、ガザ地区で進行中の人道危機に言及することなく親イスラエルの姿勢をとったとして、EU内で批判されている。

欧州議会議長は、イスラエルから帰国した火曜日、ガザ地区に民間人を保護し、人道回廊を作る必要性を改めて強調した。 マルタ外相は、EUの外交政策は、ハマスの攻撃を非難する一方でイスラエルの対応も批判したジョセップ・ボレル対外関係委員によって明確に述べられていると述べた。

ボレル氏はイスラエルを訪問していない。 イスラエルはガザ地区に対して容赦ない爆撃作戦を展開し、同地区を封鎖して、食料、電気、水、燃料が同地区に入るのを阻止し、人道的緊急事態を引き起こしている。 「私は、オマーンでの欧州連合と湾岸協力会議の閣僚会議で、ボレル氏の行動を目撃しました。 「EU加盟27カ国が紛争についてそれぞれ独自の見解を持っているにもかかわらず、我々は統一された立場を確立することができた」とボルグ氏は説明した。

同氏はイスラエルにおけるハマスの行動を非難し、イスラエルの自衛権を認めた。しかし、ボルグ氏はイスラエルが国際法を尊重する必要があると主張した。 「メツォラは戦争犯罪者とポーズをとった」 番組中、メツォラは人道主義者で元ジャーナリストのカール・シェンブリ氏からも非難された。シェンブリ氏は、彼女の発言はイスラエルに殺人を犯す自由を与えたと述べた。

「汚職のためジョセフ・ムスカット元首相との握手を正当に拒否したロベルタ・メツォラが、今や戦争犯罪者とポーズを取っているところが見られた」とシェンブリ氏は述べた。 ケニアを拠点とするシェンブリ氏は、しばらくガザに住んでいたし、友人もまだそこに住んでいるため、現在ガザで起こっているテロは理解できると述べた。

「イスラエルが警告していた人道的災害だ...私たちは、過去60年ほどパレスチナ人が耐えてきた日々の苦難が悪化しているのを目撃している」と彼は語った。 シェンブリ氏の主な懸念は、欧州連合とその議会議長が、ガザの人々の苦しみと彼らに対する戦争犯罪に無関心な姿勢をとっていることだ。 「ガザが破壊されるのではないかと心配している。パレスチナ人の苦しみが続く中で、これが新たな大量虐殺になるのではないかと恐れている。数ヶ月後には、ガザやパレスチナ人について話し合う余地がなくなるかもしれない」とシェンブリ氏は語った。

 

この時のイスラエル訪問は、この動画を観る限り、メツォラは行きたくなかったように見えるので、
Growing Calls For Ursula von der Leyen To Resign Over Support For Israel! (youtube.com)

フォン・ディア・ライエンに無理やり連れていかれたことになったのでしょうか、彼女は問題にならなかったようです。

 

再選以降露出が減ったウルズラに代わって、ボレル欧州連合外務・安全保障政策上級代表の露出が多くなったのを考えると、イスラエル関係でフォン・ディア・ライエンは露出をひかえさせられたのでしょうか?

eudebates.tv (youtube.com)

ジョセップ・ボレル - Wikipedia

 

こちら、昨年10月24日のヘルシンキタイムズの記事:

More than 26,000 people sign a petition demanding Ursula von der Leyen’s immediate resignation

 (helsinkitimes.fi)

Google翻訳:

汎ヨーロッパ運動DiEM25の政党であるMERA25ドイツが開始した請願書には、これまでに2万6000人以上が署名し、欧州委員会委員長ウルズラ・フォン・デア・ライエンの即時辞任を求めている。

同委員長は、EUの法的枠組みと基本的な道徳的良識を無視し、イスラエル政府によるガザの民間人への集団処罰を無条件に支持した。 「フォン・デア・ライエン委員長は、イスラエルの民間人への攻撃を非難する一方で、ガザの民間人を水、食料、電気から遮断し、「防衛」を装ってガザの人々を爆撃することを支持してきた。

この一方的な行動は、EUの外交政策は彼女の責任ではないことを踏まえると、国際法と彼女自身の権限の限界の両方を無視しており、世界中の外交官、さらにはブリュッセルとEUの他の地域の当局者からも非難を巻き起こしている」とDiEM25の声明は述べている。 「フォン・デア・ライエンさん、無能さは許容できる。しかし、ヨーロッパ人を代表して戦争犯罪と人道に対する罪を応援するために戦場に飛ぶことは、私たちは許容できない。あなたは恥ずべき存在であり、負担だ。 「辞任すべき時だ」と、DiEM25の共同創設者ヤニス・バルファキス氏は述べた。

フォン・デア・ライエン氏がロシアによるウクライナ包囲と爆撃を非難する映像と、イスラエルによるパレスチナ人虐殺を「イスラエルの自衛権」として支持する別のビデオがネット上で拡散し、同氏の偽善的な姿勢を浮き彫りにしている。

1年前、フォン・デア・ライエン氏は「ロシアによる民間インフラ、特に電力への攻撃は戦争犯罪だ。 冬が近づく中、男性、女性、子供から電気と暖房を遮断することは、純粋なテロ行為だ。我々はこれをそう呼ばなければならない」と述べた。イスラエルに関しては、フォン・デア・ライエン氏は「今日、ハマスのテロリストが『イスラエル』の心臓部を襲撃し、罪のない女性や子供を捕らえ、殺害した。『イスラエル』には、今日も、そして今後数日も、自国を守る権利がある。

欧州連合は『イスラエル』を支持する」と述べ、土曜日にXでツイートした。 これに対し、欧州議会議員クレア・デイリー氏は「あなたは自分が何者だと思っているのか?あなたは選挙で選ばれておらず、EUの外交政策を決定する権限はない。EU理事会が決定する。ヨーロッパは『イスラエルを支持する』のではない。私たちは平和を支持している。あなたは私たちの代わりに発言していない。建設的な発言が何もないなら、そして明らかに何もないなら、黙っていなさい」とツイートした。

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