トリノを結ぶ黒魔術のトライアングル-トリノ以外の2都市はロンドン、サンフランシスコ。
魔都市のトリノ、リヨン、プラハ、ロンドンの中でサンフランシスコは最も新しい都市で、サンフランシスコと呼ばれるところができたのは18世紀半ばで、発展したのは19世紀末。
それを考えれば、「白魔術・黒魔術のトライアングル」の話は、19世紀終わりから20世紀に出てきた話だったのではないかとも思うのです。
「黒魔術」「白魔術」の話はおそらくユダヤ教徒の「カバラ」から出てきた話で、これはトリノにシナゴークだったモーレ・アントネッリアーナから出てきたことがあった、と考えるのもありかと。
アニエッリ家-7(トリノのモーレ・アントネッリアーナ) - Various Topics 2
さて、この黒魔術の都市と呼ばれるロンドンは置いておいて、サンフランシスコとトリノを考えてみると、浮かんでくるのは「コンピュータ」。
シリコンバレーのあるサンフランシスコはコンピューターの町でも良いのは当然ですが、トリノがなぜコンピューターか。
実はトリノ近郊のイブレアがイタリアのシリコンバレーになる可能性があったのではないか、と思うのです。
最強コンピュータ「オリベッティエレア」の発明とアドリアーノ・オリベッティ氏とマリオ・チュー氏の相次ぐ死亡 - Various Topics 2
抜粋:
イタリアのコンピューター サイエンスのパイオニアであるエンジニアのマリオ チュー (Mario Tchou) と共に、彼らは 1959 年に世界で最も強力なコンピューターであるオリベッティ エレアを発明し、有名なアメリカの IBM と競合しました。しかし、米国が情報技術に投資している間、イタリア政府はオリベッティを支援していませんでした。同社は、ロシアと中国で事業を拡大することを決定しましたが、特に冷戦中は悪い選択でした。その後すぐに、アドリアーノとマリオ チューの両方が 1960 年代の初めに悲劇的に亡くなりました。後者はイヴレア近くの自動車事故で亡くなりました。
オリベッティはコンピューターから撤退し、イヴリアにはダマヌール・シティができました。
トリノ近郊に作られた”ダマヌール”地下寺院(1970年代) - Various Topics 2
トリノ近郊ダマヌール・コミュニティ訪問動画 by Bappa Shotaさん - Various Topics 2
アドリアーノ・オリベッティたちが描いた世界-1(ダマヌールとコミュニティ) - Various Topic
参考:
“The future has an ancient heart“-2(使う人によっては注意が必要な言葉) - Various Topics 2
アドリアーノ・オリベッティたちが描いた世界-7(カルロ・レーヴィ「未来には古代の心あり」) - Various Topics 2
アドリアーノ・オリベッティたちが描いた世界-1(ダマヌールとコミュニティ) - Various Topics 2
エンリコ・マッティとエウジェニオ・チェフィス-2(モンテディソン社とエジソン社とオリベッティ) - Various Topics 2