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ホンモノ書評・斎藤美奈子 いかが

2020-05-10 15:55:49 | Weblog

 ほめてばっかりの書評。ウンザリしている読者、多いはず。

世に例外あり。斎藤美奈子。自粛中、断捨離に取り掛かり

彼女の「読者は踊る」=2001年、文春文庫=が書棚に遊んで

いるのを発見。250書をユニークな分類にし、斜め目線で

読み、直言しバッタバッタと。書評の域を超越する印象だ。

 

  ただし、なにかの分野で特定のファン・組織に関係して

いる方にはオススメしにくい。なぜか。すべての点、辛口

だから。

 

  かつてバイブルクラスに参加した経験からBibleの項に注目

(本書では、文化遺産のなれのはて、などという章にある。)

聖書訳は従来カトリック(C.)と、プロテスタント(P.)とが

競って!? いたが、日本では20世紀末ようやく新共同訳に落ち

着いた。双方の研究者が共同で訳出したのは、実はフランスが

真っ先だった、とか。

 

 こんな経過、世話になった牧師さん=異邦人=知らんプリ。

所属組織の推奨版をもっぱら金科玉条のごとく~。大手組織が

出版するものとは違い、ユニ-クな個人訳もあるとか=本田

哲郎という大阪・釜ヶ崎で活動する神父もアリ。著書には

「小さくされた人々のための福音」というtitleもあるらしい。

 

 死海文書よりミステリアスの死海文書本、などというtitleの

ように、人によっては、揶揄が多い、と感じる読者も多いで

しょう。他にはもっと激しい表現も。(当オジサンはただの

ヤジ馬なので、オモロければ、すべて良し。)

 

 皆さん、一回騙されてみては、いかが。世の中がヒックリ返る

こと請け合い。

 

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