ないより良い政権交代 記者会見は開放 日経は朝日批判

今朝（30日）日経1面コラムを読みましたか。名指しはしないながら、明らかに朝日批判を展開。（英字紙に最近収穫なし。あしからず）

　全国紙同士が批判する、なんてきわめて異例だ。（ナショナリスト産経は別にして） コラムの内容は、事務次官の会見を禁止した政権について。1紙のみ社説で批判しなかった、という。続けて「その新聞は自民党時代は政権に最も厳しい論調で知られた」と。

　この程度の批判（ジャブ？イヤミ？）さえ、従来目に出来なかった。両社プラス読売は「あらたにす」なるグループを形成するのだから、なおさらビックリだ。読者として歓迎する。マトモなテーマで批判しあう。読者の向上につながって欲しい。

　と思ったら、29日の外相会見で記者クラブ以外も「どうぞ」。岡田大臣は、事務方が会見を打ち切ろうとするのを遮ったようだ。この程度のことさえ、驚きをもって受け止められる。今後、紆余曲折はあろうが、各省庁が外務省に習ってはどうか。

悪いばかりか温暖化 北極海に新航路 早い安いキレイ/今ごろ自民党の悪口？

大ニュースなのに、と首をひねる典型。北極海を温暖化のおかげで通れた。日経27日のコラムにきょう28日気づいた。他は毎日が書いている程度か。

　なにしろ、独海運会社の12000㌧級貨物船2隻が韓国→ベーリング海→ロシア西端、と通った。節約できたのは、距離3分の1、10日間、燃料8000万円といいことずくめ。西欧の船がこの北東航路を取ったのは初めてだ。

　10年前、海は真っ白だった、といい温暖化様々といったところ。かねて船舶の通行に良い顔を見せなかったロシアの変節に疑念も残る。また、資源問題、保険、環境と問題は多いが、画期的なのは確かだ。

　日経でさえ？ストレートなニュースでなく、コラム扱い。他は推して知るべしか。相変わらず、薬害タレントばかり追っかけていいのか。

　▽自民党政治は利害関係者の政治；まるで共産党の言い分か、と思ったら東大教授・北岡伸一さんの発言＝28日読売朝刊文化面。北岡さんの従来の言動すべてを把握していない。が、氏はかねて自民党時代に各種審議会などなどにｊｏｉnしていたはず。発言は以前からの持論なのか。素人オジサンはオロオロしちゃう。今ごろ、そんなこと言うなんて、後出しジャンケンでは。月刊中央公論での対談を紹介しており、お相手は同僚・御厨貴さん。二人とも似た者同士か。

政権交代へのカッパ！ ダイアナ妃まだいた彼氏 あの元大統領みずから小説に

　浜の真砂ほどいたのか。フランスのジスカール・デスタン元大統領（83）が、英国の故ダイアナ妃らしい王妃と、フランス大統領の恋愛小説を発表した＝ロンドン・タイムズ（27日付DailyYomiuri）。

　仏紙フィガロによると、モデルは間違いない、という。二人の出会いは例えば、1984年のD-Dday記念日の帰途、列車の中。大統領は言う。（趣旨は皆さん、ご自由に）

Ｉ　kissed　her　hand　and　she　ｇａｖｅ　ｍｅ　a　questionablelook、her　slate-grey　eyes　widening　as　she　tilted　her　head　gently　forwrd…

　これを、事実と見るか、老人の思い過ごしと見るか。ある英紙は85年ごろ、ダイアナ妃が大統領邸に泊まった、と報じ、90年代には欧州のゴシップ誌が取り上げたことがある。

　仏女性誌に対し、こういったことがある。I　discovered　she　was　also　a　cat、a　feline.　She　moves　without　noise. また、97年のダイアナ死去の際、真っ先に花束を病院に届けたのは元大統領氏だった。もともと、お盛んなおヒトだったが。

　小説の出版は1日。地元フランスの反響は「せっかくの功績が台無し」などとフクザツなよう。

政権交代のプラス？ JR事故報告書の漏洩報道/こちら腐敗政権、国民は離反

JR福知山線事故の報告書案が事前にJR側にもれていた（25日付読売夕刊）。これも政権交代のおかげ。と思ったのは当ブログだけか。

　従来は、どこかでストップがかかり、うやむやのまま終わったのでは。こんどの大臣なら調査に本腰を入れるハズ、と見て誰かがリークしたのだろう。前原国交大臣、ダムに事故、ゴクロウ様。

▽党員の腐敗、国民の離反…。産経ならともかく、愛読紙読売（26日付）にアケスケな表現が並ぶ。1日に建国60周年を迎える国、なるほど北京、上海と厳戒が敷かれる訳だ。なにしろ裏金（中国語では小金庫！）は国家歳入の1.2％にも及ぶ。格差は広がり、調和社会なんて絵空事。権力維持はいつまでか。こんな社会にするための革命だったか。かの地でも政権交代が必要なのかも。若かりしころ、魯迅作品にふれた者として言いたい。「魯迅よ、国の現実を見ているか」。

西日本は分からぬ方言コラム編集手帳/宮古島は国外か ＭＢＳコンちゃん連発

　もっともな言い分…でも分からぬ。典型が22日付・読売の編集手帳。純粋関西人あたりが読んでもチンプンカンプンだろう。

　趣旨は、連休中に故郷のなまりにふれるのも意義深い、ということ。が、引き合いに出されるのが、東北などで見られる「い」と「え」の混同。これを承知している読者以外は？？？だろう。

　文中に「い」と「え」が問題、とコトワリがあれば、ＯＫだった。奈良県北部で購読する我が家では、若かりしころ東北人とつきあった当方は一瞬とまどったあと分かった。正真正銘の関西人たる家人はケゲンな表情が消えなかった。

　察するに、東日本の読者が多数を占めるらしい同紙のこと、西日本に配慮しなかった、あるいは読者の困惑は想定外だったろう。

▽宮古島レポートで「国内」連発；連休で宮古島で遊んだコンちゃん。素晴らしい島の様子をレポートするなかで「国内と比べて」などと連発するのにビックリ。お相手のアナ、タレントとも指摘しなかった。沖縄人から抗議が殺到するのでは。

メカ音痴がりーマンを破綻さす バフェット氏、留守電知らず

　ウソのようなホントの話か。クレオパトラの伝説に匹敵しよう。伝説的投資家ウォーレン・バフェットがリーマンを破綻させたというのは本当だったのか。

　（池田信夫氏の21日付ブログによる）バークレイズ(国際的金融グループ)がリーマンを買収するには、同社の「毒入り資産」についての米政府の債務保証が必要だった。財務省は株主の同意を要求した。バークレイズの首脳は、バフェットが出資を約束すれば財務省を説得できるかもしれないと考えて、昨年9月13日土曜の夜8時に彼の携帯に電話した。
　
　 （TVインタビューからバフェット発言、適宜省略） Oh, I got a call. I was at the hotel at about 6:00 or so. They described the transaction to me that I really couldn't grasp quickly. And so I asked them to send me a fax at the hotel.

　 だが、　When I got back to the hotel that night around midnight, there was no fax.なぜバークレイズの連絡は途切れたのだろうか。Telegraph紙によれば、バークレイズの首脳は（たぶんファックスが使えないため）追加情報をバフェットの留守電に入れたが、彼が留守電の使い方を知ってそのメッセージを聞いたのは、10ヶ月後だった。

　バフェットの結論は、 “Don’t try to get in touch with me by cell phone.”つまり「ケータイで私に連絡はしないでぽしい」。おとぎ話のようだ。シンジラレナイが。

　70歳代のオジイチャン歯科医。パソコンのキーを打てず、看護婦（師）さんに、任せ切り。スケールは違う！が、あんな時代遅れで仕事を続けていいものか、とある主婦の感想。

支持率アップこれで 政党必見/稼ぐ職業が教育目標か デュケレが日経から

衆議院議員の８月分給与が満額！支給された、というニュースほど最近、人をバカにしたネタはない。そこで支持率を上げる法。

　当選した８月30日、31日のわずか2日分で満額。ゼイキン泥棒といっても失礼ではあるまい。これはマズイ、と法改正の声はまれに上がるだけ。

　そこで提案、ハンパな期間が出た場合、日割り計算で報酬・その他を支給する、と改める。庶民は拍手喝さいしよう。浮気な有権者（４年前は自民にいれ、今度は民主に入れる…）、そうでない有権者いずれも支持しよう。落日の自民さんや、正義の共産党さんいかが。

　▽ミニ記事こそ心にしみる、という典型（20日読売読書面） ；編集者「時」さんが新創刊教育誌　ducareデュケレ から創刊の弁を紹介。金の取れる職業への就職を最終ゴールにするような「悲しい教育」はやめよう、と。そして「学習法の紹介ばかりという雑誌にはしない」。言や良し。
　この春、関西で有名なＯ塾でリーダーの講演を聞く。曰く「進む高校で人生が決まる」。いうなら「人生の３分の１が決まるかも」といって欲しかった。さらに失敗談も聞きたかった。その方が説得力があるず＝以上、例によって宣伝・逆宣伝にあらず。湖国へ急ぐのでこれでオシマイ。ゴメン。
　

ほめようNHKラジオ クラシック嫌いも注目 千住真理子節/「新聞を呼んで」一考を

　ラジオ派は忙しい土曜早朝；クラシック番組が苦手なあなた、お試しを。

　0535くらいから第一で10分弱。千住兄弟のバイオリニスト真理子さんが１テーマで少しだけおしゃべりし2-3曲のさわりを聞かせる。今日は金管楽器がテーマ。あっという間だった。彼女の声（千住節?）も落ち着ける。

　音の風景、名曲の小箱…NHKラジオのスグレ物は小粒が多い。おかげで同時間帯のMBS川柳は聞けない。
　
　追伸　NHK「新聞を読んで」係様
　
　担当の方には、テーマを絞るようアドバイスを。本日19日のように、なにもかも扱おうという場合、アブハチ取らずの結果に。（とくに、本日は原稿を読み上げるのに必死というだけ。リスナーの心はおろか、耳にも届かず）　かつて、木津川さんが政治に絞って聞かせましたねぇ。

釈放女優の会見、各局とも生中継 道上さん激怒 NHKもトップ扱い！

　17日夕、（巨－神戦を横目にしながら）関西ローカルのニュースを見ると、なんと主要各局が覚せい剤女優の会見を中継中。

　アキれた、と言わずして何という。政権交代なきが如し、世界情勢どこへやら。我がライバル？大阪朝日放送アナ道上＝どうじょう＝さんも、今朝（18日）のラジオで、本人の息子が一番大事だ、と怒りを爆発。

　狂った、と言わずして何という。先の総選挙開票特番で各局が、変化に対応出来ず、いかにオソマツだったか。有権者の怒りをキャッチできず「財源どうする」…。この二つは無関係ではあるまい。

　夜9時、NHKが、ななんとトップ扱い。時間が遅く、やりにくいといってもねぇ。
　

鳩ポッポはともかく 南米で進む軍拡競争/年金・長妻、守りに？

大きなニュースの陰に思わぬニュースが、という典型か。22億㌦というから大変な額＝AP電（15日DailyYomiuri）。

　ロシアがベネズエラに融資、これでミサイルシステムと戦車92両を買う…。チャベス大統領は、教育・医療面で節減するわけにいかないから、と。大統領は先週、モスクワを訪問していた。

　南米で軍拡が進むのは、隣国コロンビアとの間で緊張激化が憂慮されるため。米はコロンビアの基地拡充に動いており、チャベスはこれを侵略準備と非難している。悪魔と呼んだブッシュ大統領が消え、マシな後任に代わったことが影響している、のかどうか。

　ベネズエラの武器輸入が目立つため、米は早速懸念を表明した。冷戦時代、頻繁にあった代理戦争 ｐｒｏｘｙ war　を思い出す。中国の対外進出！ほどにロシアには関心が持たれていない。ニュースの扱いも小さい。

▽ 年金の長妻が厚労相とは；攻める立場と、守る立場。いかがなものか、と感じる私が古い？ ここは、今後さらに粘強くなることを期待しましょうか。参議院から4人入閣。聞いたことのないオッサンが防衛相だなんて。野田という名前が見当たらない。納得いかない。我が奈良県のホープ馬渕は野田グループ。党内評価は低くないはずだが。