「消える」米の良心 クリスチャン・サイエンスM紙、オンラインのみに

　（図書館で題字だけは見かける）高級紙もついに。創刊1908年とジャスト1世紀で幕を閉じる＝AP電（30日付DailyYomiuri）ほか。

　（懐かしい。ん十年前、高校で1期上の秀才Nさんが愛読していた。高校生ですよ、日本海側の中都市で多分英字紙誌なぞ、ロクに売れていなかったハズ。Nさん、某ブランド大学に行ったが…。）

　なにしろ、ピュリツアー賞7回という実力派。ボストンに拠を構え、ドブ板ダネ?より天下国家に的を絞る。読者わずか５万（ピーク時22万）は世界中に広がり、経費が膨大。年間1300万㌦を教会団体から援助があって息をついでいた。

　来年4月から週１のマガジンを出すというが、もともと広告より購読料が頼り。速報より分析という方針なので、オンラインに移行し果たして時代について行けるかどうか。かつての秀才は消えた！今やその愛読紙も後を追うように。

クイズ「停電が名物の石油資源国は」 国会審議中に真っ暗

　これは、チャベス大統領が率いるベネズエラ。全国規模の停電が今年3回起きている＝ロイター電（27日付DailyYomiuri）。

　低所得者が多い高地に至っては電力不足が当たり前で、来月の地方選挙ではチャベス陣営が苦戦必至のよう。外向きには派手に見える大統領が、国内で足を引っ張られかねない。

　先ごろ、国会でこの問題を議員が取り上げようとしたが、幹部からブレーキがかかってしまった。その数時間後、なんとその国会の建物自体が停電で真っ暗に。

　国民の不満も強い。スラム街に住む男性は15日間、電気抜きを体験、タイアを燃やして抗議。冷蔵庫が急激な電圧変動で使えなくなった主婦は「週一回の買い物が毎日になった」。

　長年、電力事情の経費をケチってきた結果で、大統領の実績も約束してきたパワーアップの3割程度。医療・教育面で功績を認められても厳しい日々が待っているようだ。

　ちなみにこの記事で、停電は　power　outage（power　cutとも）、電力消費者は　end　userと。このendは久しぶり。辞書には、末端利用者などと。

IMFトップの不倫「無罪」に

スピード解決。不倫はあったが便宜供与はなかった、と＝ロイター(27日付DailyYomiuri)ほか。

21日、当ブログ既報の件、世銀がトップの不倫問題で評判を落とした轍を踏むまい、ということか。

不正はない、としながらもトップ・Strauss-Kahn専務理事のactionsは、regrettable and reflect a serious error of judgementという。

部下と不倫はよろしからず、か。ちなみに、二人のrelationshipは　consensual＝合意のうえ、これがチョー大事＝で、セクハラはなし、というのが結論。ベンキョーになります。

IMFは声明で、（こんな問題より）世界を震撼させる事態に対処せねば、といっており本人もしおらしい態度だ。

原ＧのＶ（まずは）めでたい / 泣けます MBS健康川柳

宙に舞う原さん、珍しく若手が成長しオレ流にくじけず。DailyYomiuriの写真にThe sky’s the limit.と。これ、分かります？

空が限界。つまり、天井知らず。これはもう一つのナウイ(古いか)表現とセットのはず。それは、glass ceiling (ガラスの天井)。

目には見えないけれど、厳然と障害になっているモノ。たとえば、男性中心の社会で女性の昇進・活動を邪魔している慣習・制度。クリントン氏が出馬断念したさい、ふれた。

今日、知らないで済まされないキーワード、かと。あるギャルによると、バイト先＝外食産業＝の男たちはどうやら知らない…。この辺を心得ていない入試出題者なぞにはレッドカードを。（同じ事、前も書いたかも）

それにしても、日替わりならぬ年替わりの「パ」と逆に、「セ」は特定球団が毎度のCS。金満球団がFA制度を通じてオイシイ思いをしている。Ｂクラスの常連が奮起するのはいつか。横浜・村田、内川、カープ・栗原らの無念を思う。

▽ 今週の特選5句（MBSラジオ25日放送分から）

生きてるか　久々メール　遠い友=近くの親戚より。　　
満月の　痩せゆく早さ　うらやまし【ごめんね大賞】＝日はまた昇り、月はま た 肥る。
妻の手が　恋しくなって　きた寝床＝やっぱり。　　
冷蔵庫　開けると猫が　正座する=見習おう。
私だけ　起きたら寝るな　甘えるな＝この句???

米「副大統領」のオシャレ/ホテルで飲んだら悪いか 麻生首相

　ファション代が１か月で1500万円、首相がホテルのバーで飲むのは庶民離れ…大事なことか。

　Palinさんが、debateで言ったまともな言葉。
クレジット・カードを手にする以前、親たちが言ったことをしよう、といい、Don’t live outside of our means.＝AP電。(「身の丈に合った生き方をしよう」。まるで、受験英語の言い方。

　首相がポケットマネーでなにをしよう、とカラスのなんとか。庶民でない人が庶民とかけ離れているのは当然だ。一点気になるのは、首相に指摘したのが地域紙(地方紙、とは近ごろ言わない。)の北海道新聞記者＝女性とか＝ということ。

　福田前首相に最後にカミついたのも、やはり地域紙・中国新聞記者だった。ということは、政界になれ（過ぎ）たプレスの者には、ぜいたくな消費に違和感を持たない、ということだろう。

　東京で政・官・財の連中と付き合ううち、みずからの位置を忘れ去ったのが東京のプレス、ということ。かつてニクソン大統領を追い詰めたワシントン・ポスト記者は若手ドサ回り（失礼！）コンビだったことを改めて思う。

メラミン食い、タヌキ1500匹昇天 中国で毛皮狙い飼育/ガン追放は免疫力で ユニーク昇Dr力説

　化かされ？旅立ったのは、毛皮が珍重されるアライグマに似ているタヌキ=AP電（22日付DailyYomiuri）。
　
　解剖した瀋陽農業大によるとタヌキraccoon dogの「腎臓結石の25％がメラミンで出来ていた」（結石のうち、25％にメラミンが見つかった、という意か）。

　死亡時期、場所は不明だが、地元紙は、ここ2か月、解剖などの作業が続いていた、という。タヌキのエサはハルビンで生産されており、メーカーは飼育業者と話し合っている。
　
　メラミンといえば昨年、米でペット数十匹が死亡し、大問題となった。今度本場？に騒ぎが広がった格好。中国の人間サマでは、幼児4人が死亡、54000人が治療を受けている。

　▽吉本興業?に間違われそうな昇Drのスピーチ（漫談）を拝聴。年100回は講演するだけあって、ウワサ通りのオモロサで腹を抱えて笑い、体が軽くなった。要するに、食とストレスがポイントらしい。オモロく、タメになる話を聞きたい人は一度お試しを。

非常時なのに不倫疑惑 IMFお前もか/泣けますMBS健康川柳

　IMFのトップに、退職女性職員との不倫疑惑が持ち上がり、法律事務所が調査中＝ロイター（２０日付DailyYomiuri）ほか。
　
　（丹後・舞鶴方面へ足を伸ばした関係で、18-20日更新出来ず。アクセス多謝。）

　allegedly（申し立てでは）、元職員＝8月退職＝との関係で、トップ・Strauss-Kahnストロスカーン氏が地位を不正利用した、という。本人は、私生活で1月に起きたことと説明し、立場を悪用したことを否定。

　お相手？Nagyさん＝現在、欧州復興開発銀EBRDに勤務＝の弁護士も疑惑を否定し、退職にあたり特別な扱いなど一切ない、という。

　Nagyさんの夫は高名なエコノミストで、妻とストロスカーン氏が親密な関係にあったことを示すメールを証拠としている。IMFの調査は月内に結果が出る。

　IMFと並ぶ組織の世銀WorldBankでは昨年、やはりトップのWolfowitz氏が女性スタッフとの関係がもとで、辞任に追い込まれた。エリートの皆さん、老いて盛んというべきか。功成り、名を遂げて＝ストロスカーン氏は元仏財務相＝ヒマ過ぎるのか。

　▽ MBSラジオ健康川柳＝今週の特選5句（18日放送分）
「同窓会　嫁が女に　衣替え」　惚れ直した。　　　　　　　
「没酒場　雨でもやっぱり　混んどるな」　年中無休や。　　　
「盆栽の つつじに夫 奪われる」　私だって花よ。　　　　　
「災いを　消すかそろそろ　ボツ供養」　ボツだって勲章。　　　
「愚痴よりも 妻のダジャレに うろたえる」 シャレにはシャレ。　

超格安140円住宅 1000戸売り出し イタリアです/知ってる？河内・今東光

　シシリー西部の町Salemiでon saleになっているのは40年前、大地震で被害に会い、放置状態＝毎日、英デイリー・テレグラフ。

　6月に市長になった知識人による町おこし。問い合わせは、欧米各国から1000件近くにのぼり、サッカーチームのボスなどセレブも注目している。ただ、地元業者による伝統的な構造にすることが求められ、ざっと1300万円かかりそう。

　もうひとつ問題は、失業率が高いことと、ご存知マフィアの本場であること。皆さん、トライいかがでしょうか。

　▽ 今東光生誕110年、八尾が呼んでいる。「悪名」「春泥尼抄」というタイトルで、わかる方は半世紀は呼吸している。その地元・八尾で19日は「今東光の横顔」（市文化会館）。懐かしい映画や展示が満載。きょう17日から3日間、再発見フェス「私たちの八尾市」が同じ会場であり、「今東光」はフィナーレ。急げ、昭和が懐かしい方々。

マドンナ離婚、お次はヤンキースの/儲かっている唯一の業種とは

　ロドリゲス選手、という説も。今年、レストランで食事するところを目撃されている。ここ数か月、マドンナは不仲がウワサされていた。ケタ違いの収入を得ていた彼女、10歳年下の夫（40）は…果たして。2人の資産は500億円を超す。ちなみに、米球界最高の年俸を誇るロドリゲスは９月、すでに離婚している。2人のことで賑やかになりそうだ。

　▽人生の最終ラウンドを演出する、あの商売。ベビーブーマーが今後旅立つうえ、土壇場でケチる人はいない＝ロイター。1000人当たりの死亡率は、2007年、8人が2020年9.3人、2040年10.9人と上昇！する。墓石業者、軍に出入りするヒツギ業者はいずれも「我が世の春」。そうだ、もうひとつのセレモニーだって悪くないはず。

人権派弁護士あわや毒殺 またロシア、水銀？家族3人が入院 女性記者殺害事件担当

政権批判をしていた記者の殺害事件で、出廷予定だった弁護士モスカレンコさんが滞在中のフランスで14日、毒殺未遂にあった、と声明＝時事、BBCほか。

まるで映画を見るようだ。同弁護士はストラスブルグで夫、息子とともに、吐き気、頭痛、異常な涙をおぼえ入院した。また、マイカーの中に「大量の水銀に似た物質」が見つかったという。

訴えから現地当局は捜査を開始した。15日、モスクワで事件の公判が予定されていたが、こうした事態から出廷が不可能になった。

同弁護士は政権に対抗したビジネスマンで現在、服役中の元石油会社トップの担当でもある。それにしても、元情報機関員が殺害され、ウクライナのトップは顔面攻撃！を受ける。ロシアがまともな友人と周囲から見られる、そんな時は来るのだろうか。