爺つぁま日記

北緯40度北東北の美しい自然と爺つぁまが行く四季の釣り

17-11-15 イグネ・2

2017年11月15日 | 季節の移ろい

北東北の厳しい季節風から母屋を守るイグネ。
この杉木立からなる防風林はオラが幼少期を過ごした宮城の田舎にも多くあった。
樹齢200年の大木に囲まれた立派なお屋敷で暮らす友達が何とも羨ましかった。
戦後間もないころ、貧乏のどん底にあったオラの一族は大崎平野の田園地帯にあった。
とある豪農の敷地の片隅に木小屋を借りての倹しい暮らしであった。
雪を頂く栗駒山群が遠くかすみ、果てしなく続く水田の景色。
煙たなびく夕餉の刻限、風呂を沸かす亜炭の燃える匂いが鼻をくすぐる。
その後何度も転居を繰り返したが、何処で暮らしても思いはそこにあった。
それがいわゆるオラの原風景なのである。

コメント
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