毎年発生する食中毒は、ウイルスや細菌が大きな原因のひとつといわれています。
「煮込み料理は何時間も加熱をしているから、食中毒の心配はない。」という思い込みありませんか?
煮込み料理は一度に大量に作れるため忙しいときに便利です。
カレーは翌日になると具材が馴染んで更に美味しくなるといわれますが、いつもと同じ量で作ると余って何日も冷蔵庫を占領してしまう事があるので、夏の暑い時の保存は気を付けたいです。
熱に弱い細菌の場合、75℃以上の加熱を1分続けると死滅するケースがほとんどなのですが、熱に強く煮込み料理で繁殖しやすい細菌もいるんですって!
食中毒を引き起こす細菌のなかでも、芽胞を形成するタイプのウエルシュ菌は、酸素の少ない環境を好み、なんと100℃の加熱を1~6時間続けても死滅しないそうです。
たとえ冷蔵庫にしまっても、ウエルシュ菌の発生が0になるわけではないそうです。
ゆっくりではありますが、菌が発生する可能性は消えていません。
従って何日間も残り物を食べない方が良いのは言うまでもありません。
保存した料理を食べる際には、鍋底までしっかりかきまぜながら中心部まで十分に再加熱(60℃10分以上)しましょうね。
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