2025年3月からマイナンバーカードと運転免許証と一体化が健康保険証の時と同様に始まるそうです。
そもそも一体化とは、マイナンバーカードのICチップに運転免許証の有効期間や免許の種類、免許番号などの免許情報を搭載し、マイナンバーカード1枚に集約するイメージです。
メリット、デメリットが述べられていました。
<一体化で便利になる点>
仕事の都合で転勤が多い人や、長期出張・家庭の事情により住所地以外の都道府県で免許更新をしなければならない人にとっては、利便性が高くなるといえるでしょう。
1. 所持するカードが1枚に集約所され所持するカードが減り、管理がしやすくなります。
2. 新規で運転免許証を取得する際の発行料が減額
現行の発行手数料は2,350円ですが、マイナンバーカードと一体化した際は1,550円になり
800円減額になります。
3. 運転免許証の更新料がお得に
これまで運転免許証の更新料は2,500円でしたが、マイナンバーカード+運転免許証の一体化した場合2,100円になります。
ただし、所持しているカードの状態によって更新手数料は3パターンに分かれます。
運転免許証のみの場合:2,850円
マイナンバーカードと運転免許証が紐づいていない2枚持ちの場合:2,950円
マイナンバーカードと運転免許証が一体化している場合:2,100円
4. 運転免許更新時の講習が一部オンラインで受講可能になり、優良・一般のみ、講習手数料200円になります。受講が簡略化し、受講料の価格も安価になります。
5. 引っ越しによる転居の住所変更の手間が軽減化
現在、引っ越しした場合は、マイナンバーカードは自治体へ、免許証は免許センターなどに
それぞれ届け出する必要があります。
一体化することで、今後は自治体への届け出をすれば免許証も同時に変更することが可能になります。
マイナ免許証は、免許センターや一部警察署などで申請可能です。
移行は任意で、従来の免許証は引き続き利用・更新できます。
運転免許証と紐づけしても、健康保険証と同様、マイナンバーカードに免許書番号や有効期限、免許の種類など、現在免許証に表記されている情報がマイナンバーカードに印字されることはありません。
警察官などが、運転免許証の表記内容の確認が必要な場合、専用端末で読み取ることになります。
<マイナ免許証を紛失した場合の懸念・心配点>
マイナンバーカードを紛失した場合、自治体により期間は異なるものの再発行までに約1~2か月位受取までに長期間の時間を要します。
マイナ免許証を紛失した場合、まずはマイナンバーカードを紛失したときと同様に自治体に再発行手続きを実施。
その後、マイナンバーカードが発行されて手元に来てから、運転免許証との紐づけ手続きをするという2段階手続きが必要となります。
この場合、マイナンバーカードの再発行が完了していないと、免許証は持っていない状態となります。
仕事などで運転が必要な職種など免許証が必要な場合に、運転免許証再発行までに1カ月以上かかってしまうのは問題です。
そのための応急処置として、従来の運転免許証を単体で再発行が可能で即日発行ができるということです。
ただし、この応急処置をした場合は、臨時ではあるものの結局カードが2枚になる期間があるということで、利便性はどうなるのかという点は疑問が残ります。
マイナンバーカードはカード自体に情報が入っている訳ではなく、各データベースと個人を
紐づける「鍵」のような作りになっています。
そのため、紛失したからといって、カード自体を解析してカード本体から情報を抜き取ることはできない仕組みになっています。
漏洩等のリスクは確実にあると思いますが・・・。(私の見解)
紛失手続きは24時間365日申請できるので、緊急事態の際は慌てずに手続きを進めることが重要です。
悪用防止のためとは言え「個人の持ち物について国家が管理するのか」という抵抗感は持ちますね。
「きちんと安全性を確保できるのであれば、追々まとめた方がメリットがありそうに思いますが、全てマイナンバーカードに集約する事は一見便利・効率的に見えるものの、情報漏洩時のリスクが非常に高いのは確かです。
無くさない事ですが心配は拭えない状況です。
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