20年ぶりとなる新紙幣の発行が明日7月3日に始まります。
偽造防止強化のため3Dホログラムを世界で初めて採用した紙幣という事です。
定期的に紙幣のデザインが変更される大きな目的は、偽造を防止する事。
●【一万円札】・表面:渋沢栄一「近代日本経済の父」・裏面:東京駅(丸の内駅舎)
●【五千円札】・表面:津田梅子「アメリカで学んだ日本で最初の女子留学生」・裏面:藤の花
●【千円札】 ・表面:北里柴三郎「破傷風の治療法を開発した細菌学者」・裏面:富嶽三十六景
そんな中、早くも新紙幣発行に便乗した詐欺被害が警視庁管内で確認されているそうです。
旧紙幣が使えなくなることはないのに、主な手口として「旧紙幣は使えなくなる」とうそを言われ、新紙幣との交換名目でだまし取られる恐れがあるようです。
他に想定されるのは「タンス預金をしていると税務調査が入る可能性があるから、当社で一時的に預かる」と言われて現金をだまし取られるケース。
「国の施策で全国のATMで新紙幣がきちんと使えるか調査している。謝金を支払うからモニターとしてATMの操作に協力を・・・」と言われ、ATMコーナーに誘い出されて操作させられる事も考えられるといいます。 個々に気をつけたいものです。
諸外国では、小学校から金融教育が必修化されているなど、お金の教育が根付いています。
しかし日本はキャッシュレス決済を使うから、現金を使わないという人も増えている事から、子どもに金銭感覚を教えるのが難しいという声も聞かれるようになりました。
親がATMからお金を引き出すところを見たり、電子マネーで買い物をしているところを見たりしているうちに「お金って無限にある」と勘違いする子もいるようです。
「お金は自然と手に入るものではない」という基本を教える為にも、これを機会に現金でおこづかいを持たせ、どう使うかを経験させてみるのも良いかもしれませんね。
親が何でも買ってあげていると、子どもの金銭感覚は養われません。
お金を貯めたり、使ったりするバランス感覚を身につけ、自立を促すための教育でもあります。
<お小遣いをあげる事のメリット>
①限られたお金のなかでやりくりをする
②欲しいものを買えるだけのお金ができるまで我慢する
③将来の必要なことのために貯金をする
お小遣いについて余計な口出しは控えてほしいのですが、子どもにおこづかい帳をつけさせて、収入、支出、残金を管理してもらい、それを親が確認することは必要です。
お金はよりよい人生を送るためにとても大切な道具の一つでありますが、一方でお金に飲まれてしまったり、お金だけを大切にして道を誤ってしまったり、といった話は枚挙にいとまがありません。
幼少期からお金の教育を受ければ、結果的に子ども自身の将来の選択肢が広がります。
子どもは親や家族の行動をモデルにするものです。
よい金銭管理の習慣や健全なお金の態度を見せれば子どもたちに良い影響を与えることができますね。
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