サミュエル・ウルマンの「青春」という名言に目をひかれた。
ユダヤ教の指導者としても数多くの功績を残し、多くの人に慕われたウルマンが70代をこえてから書かれた詩だそうである。
青春とは人生のある期間ではなく心の持ち方をいう
薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく、たくましい意思、ゆたかな想像力、燃える情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。
青春とは臆病さを退ける勇気安きにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失うときはじめて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、情熱を失えば心はしぼむ。
苦悩・恐怖・失望により気力は地に這い精神は芥(あくた)になる。
※芥(あくた)・・・腐ったりなどして打ち捨てられているもの、ごみ。
60歳であろうと16歳であろうと人の胸には、驚異に魅かれる心、おさな児のような未知への探究心、人生への興味の歓喜がある。
君にも吾にも見えざる駅逓(えきてい)が心にある。
※駅逓(えきてい)・・・宿駅から宿駅へ荷物などを送ること。
人から神から美・希望・よろこび・勇気・力の霊感を受ける限り君は若い。
霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ、悲歎の氷にとざされるとき、20歳であろうとひとは老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえる限り、80歳であろうと人は青春にして已む。
人は歳月を重ねたから老いるのではない。理想を失うときに老いるのであると・・・。
若くあるためには、創造力・強い意志・情熱・勇気が必要であり、 安易に就こうとする心を、叱咤する冒険への希求がなければならない。
男は外で働き、女は家を守る。これは昔から言われた言葉。
家事を仕事として考えれば、終わりがない。男は定年を迎えると、もう仕事がない。
又男はたむろすることができない。女は集まって「ああ~だ、こ~だ」と話すことができる。
仕事(理想)を見つけられないでいるのは、老いの速度を早めるのかも知れない。
青春とは、やっぱり心の若さなのだろう。
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