ホップ ステップ エイジング

車の免許を取ったのもパソコンを始めたのも55歳過ぎ。
興味を持ち楽しみながらゆっくりゆっくり年を重ねていきたい。

大人に必要なゆとり教育

2005-06-01 16:58:46 | Weblog
新学期が始まって2ヶ月。私たちの中学校の頃の教科書に比べて
今は全体に薄くなっている。学力をつけられるのか心配になる。

今年の 「学力はさほど低下していない」という結果が出てから、
教科書は厚くなったのだろうか。

何年も練りに練った指導要領に沿って教科書を薄くしたと思ったら、
すぐまた厚くする。ゆとり教育も総合学習も全部見直しだと
言い出したかと思ったら、「このままでもいいかもね」。
一番大事な教育にもせっかちでゆとりがない。
振り回される子供たちがかわいそうだ。
これも大人にゆとりがない事が原因ではないか。

大惨事となった脱線転覆事故。一分半の遅れを取り戻す為。
鉄道会社のダイヤ至上主義が非難されているが、
通勤通学時の一分半は利用者の半数近くが文句を言いたく
なるんじゃないだろうか?
乗客のなかにはいらいらする人がいても、ちっとも不思議はない。
会社の過失が重大であることは無論だが、
都会で暮らす大人たちのゆとりのなさが引き起こした悲劇。
みんなの連帯責任だと言える気がする。

以前オーストラリアに行ったとき、仕事が途中でも時間が来たら
みんな帰ってしまうとか、交通機関が遅れるのは日常茶飯事いう話を聞いた。
5分ぐらいは当たり前。
「九〇秒の遅れを取り返すため」と報じる新聞を見たらびっくりしないだろうか。
時刻通りの運行、所要時間の短縮にこんなに熱心な国民だからこそ
今の日本の繁栄に繋がったのかもしれないが
そろそろゆとりを持ったほうがいいのではないか。
大人の世界こそゆとり教育が必要ではないか。  
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