下ごしらえ

今朝セミの泣き声を聞いた。ああ～今年も夏が来たなあ。
近所のＫさんが「梅干の赤紫蘇ある？無いならたくさんあるから、葉っぱがあんまりほうけてしまわないうちに、畑から採って行けばいいじゃん。採るのは夕方より朝の方がいいよ。」
ご親切に・・・。
私の家には二三本生えているだけ。今年は梅が少ないので、それで足らせようとしていたのを見透かされたようだ。
梅干も、各家庭で色々漬け方があるようだが、シソは着色に欠かせない。
お言葉に甘えてたくさん頂いてきた。
ついでにこの紫蘇で、大好きなゆかりも作っちゃおう！
こうしてご近所の皆さんに助けられ、姑に頼っていた畑仕事もずいぶんいろいろできるようになったし、梅干も、らっきょうも自分で漬けるようになったなんて、
信じられない。

洗って水を切り、葉っぱを一枚一枚もぎ取った。
適量の塩を降りかけて、やや力をいれながらギュッ、ギュッと絞って行くと、紫っぽい水が出てくる。
一ヶ月ほど浸かっていた梅をざるに取り出し、太陽の下に。
太陽光線に当てることで、梅干を殺菌したり 余分な水分を蒸発させて保存性を高めるそうだ。
さあ！これから雨に当てないように３日３晩、神経を注ぎ込まないと・・・。
白梅酢を注いだ赤紫蘇も、太陽の光でこれから真っ赤になるだろう。
手がかかって面倒な作業も、安心できる自然の保存食品だと思えば、楽しみに変わるものだ。