仕事上、どうしてもタバコから抜け出せないという一人暮らしをしている次男に頭を悩ませていた。
喫煙は全身に著しいダメージを与え、身体や脳の老化を促進する。
間違いなく健康には良いものではないし、公共の場でもかなり肩身の狭い思いをしているだろう。
そんな時だ。
”電子タバコはタールや副流煙がなく、他人にも自分にも優しい「次世代たばこ」として注目を集めている。禁煙を目指す愛煙家の間でブームになりつつある”
そういう情報を得たので、駄目もとで息子の誕生日に電子タバコを送ってみた。
バッテリーに変霧器とカートリッジをつけて吸うと、本物のタバコと同じように先端が赤くなり、細かい霧状にミストが出るという仕組み。
カートリッジの中身の液体は、バニラ、フルーツ、ビタミン、さらにはタコ焼きなど計約50種類以上もあるようだが、とりあえず無難なミント味で。
一応食品成分を使っているようであるから安全だと思うし、何より、ニコチンやタールが入ってない。
「なんか、いいみたいだよ」と返事が来た。
タバコを吸う動作は同じなので、くつろいでいるという錯覚に結びつくようだ。
これで禁煙に結びついてくれるといいんだが・・・。