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瀬戸内寂聴・ 安倍晋三首相の悪さは歴史に残る

瀬戸内寂聴さん

何とか覆さなければ

安保(戦争遂行)法案批判

 

『安倍晋三首相の悪さは歴史に残る』

作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(93)が19日、京都市の寂庵で定例の法話を開き、集団的自衛権行使を可能にする安全保障法案の衆院通過を受け、「なんとか覆さなければならない。若い人たちが立ち上がっているから、希望がないわけではない」と訴えた。

 自身の戦争体験にも触れ、「戦争は『集団人殺し』。世のため人のための戦争など存在しない」と指摘。

「かわいい息子や孫が戦争に連れて行かれ、行けば、殺さないと殺される。たくさん殺せば褒められる」と語った。

 与党による採決強行という手法と安倍晋三首相へも猛烈に批判し、「これだけ多くの人が反対したことは歴史に残る。安倍さんがいかに悪い政治家だったかも歴史に残る」と強調した。

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「安保で逆風」とこぼす平野達男

 

岩手県知事選に影響

『安保で逆風が吹き始めた』

と、こぼす平野達男

岩手県知事選(8月20日告示9月6日投票)告示までに1か月と迫った。ともに無所属で、3選を目指す現職の達増拓也氏(51)と参院議員の平野達男氏(61)の二人の争いが確実。

達増氏には民主・生活・共産・社民など野党。

平野氏には自民・公明両党が回り、与野党が激突する。

 達増県政への評価が争点となるほか、審議が参議院に移る安保法案、いわゆる戦争遂行法案を巡る安倍政権の姿勢の是非が焦点となる。

『おかしくなっている政府をただすことが出来る選挙だ。安保法案審議のやり直しを政府に決断してもらいたい。岩手と日本の平和を守る戦いとなる』

達増氏は18日、同日程の県議選に立つ生活・現職の集会で知事選の意義をこう強調した。

 勿論、『東日本大震災からの復興は次の四年が正念場』と県政継続の主張を忘れなかった。

 「オール岩手の勝手連」が主体だが自民党が平野氏に回ったことで、旗印は紛れもなく『反自民』だ。

生活・民主・共産・社民が支援し、そこに『安保』批判が加わり、野党共闘は結束の流れが強まる。

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『これから5年10年先の岩手を作る先頭に立たせてほしい。県政転換のため共に戦いたい』平野氏は18日自民現職県議の事務所開きで、かつては敵だった政権与党との連携をアピールした。

 浸透をはかる中、頼りの与党が震源となった『安保法案』の直撃。平野陣営にとっては計算外の大きな懸念材料だ。

共同通信社の調査では法案の政府説明に対し自民党支持層の6割、公明支持層の9割が不十分と回答。

 知事選の投票行動への波紋は想定せざるを得ない状況になった。

平野氏は事務所開きの後『逆風だ!あいさつ回りをすると法案や審議の進め方への懸念を訴えられる。影響は大きい』と話した。

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小沢一郎その6・不信任案の連発で衆院再可決を阻止

小沢一郎

 安保法案を潰す秘策を話そう

その6・不信任案の連発で衆院再可決を阻止

  安保法案を成立させないために、少数野党でもまだできることはある。

ただ少し気がかりだったのは、衆院の採決における野党の戦い方である。日本の将来を左右するような法案なのに、安倍首相は無責任な態度で、いい加減な説明を繰り返した私の常識からすれば、こんな状態では到底、採決に応ずることはできない。

  だから生活の党は本会議の冒頭から欠席した。だが民主・維新・社民・共産の野党4党は、本会議の採決で討論で自分たちの意見を表明した方が得策だということだが、討論というのは採決の前提条件であり採決行為の一場面でしかない。

 討論して反対しておいて退席と言うのでは私から言わせれば筋が通らない。これでは反自民、反歴史的な政府との徹底的な闘争とは結びつかないのではないか。

 だからこそ、ここから先、野党が徹底抗戦できるかどうかは、国民の皆さんの支持にかかっている。

 国民が野党の抵抗をバックアップし、それを行動で示してほしい。10万人20万人と言う国会や首相官邸を埋め尽くし、法案反対の意思表示を見せてくれれば、野党は頑張れるし、自民党内もガタガタし始める。

 ここまで高まった国民の意識は衆院の法案通過でも薄れることは無いと思う。この先も野党は出来るだけ力を合わせてやっていくことを模索していかなければならない。

ぜひともみなさんの応援をお願いしたいと思います。

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小沢一郎安保法案を潰す秘策を話そう・その5

小沢一郎

安保法案を潰す秘策を話そう

その5・国民の支持があれば野党は

まだ徹底抗戦が出来る

 政府与党は安保関連法案を結局。強行採決し、可決した。

 これだけ国民の批判が盛り上がってきているときに、与党単独で採決するとは。

 私が与党なら政権にとって更なるイメージダウンのリスクを負うようなことはしない。もう少し知恵のある国会運営のやり方があるはずだ。

 しかし、安倍首相はそれでもやった。野党や国民の批判をどうせ大したことは無いとナメてかかっているんだろう。

 安保法案が衆議院を通過しても諦めてはいけない。

世論調査の結果を待つまでもなく、これから安倍首相に対する批判はますます強まると思う。

 国会用語で『荷崩れ』と言うが、強行採決によって野党は参議院の審議にも即座には応じないだろうから、安保法案の審議は簡単には進まない。

 加えて参議院の自民党は衆議院ほど統制がとれていない。

おそらく参議院では採決できず、60日ルールで法案が衆議院に帰ってくることになる。

 60日と言うと9月14日だ。14日から会期末の27日まで、ちょうど2週間。

 ここで野党が徹底抗戦して頑張れるかどうかだ。野党がその気になれば不信任案を連発することで、衆院での再可決を阻止出来る。

 不信任案は他のすべての法案より審議が優先され、趣旨説明には時間制限がない。一人で三日でも四日でもしゃべり続けることが出来るから、2週間でもかならずしも採決に十分という訳ではない。続く

 

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安倍『あきらめてちょうだい』 森『やむを得ないな」

安倍「あきらめて頂戴」

森『やむを得ないな』

日経新聞7月18日

新国立白紙

安保ゴリ押しの支持率、更なる低下を恐れて

安倍晋三を含めて、関係者の責任転嫁、無責任さが招いた誠に遅すぎる決断だった。

 「本当に見直せないか検討して欲しい」安倍が下村文科相にこう促したのは6月下旬だ(嘘だろう←永人)。当初の2倍近い2520億円まで膨らんだ整備費。下村が「このままの案で済むのか不安がある」と安倍に相談した(これも嘘←永人)

 安倍は17日1か月前から検討していたと強調した(真っ赤な嘘←永人)が、「見直しありき」だったわけでもない。10日の国会答弁は、『見直しは困難』と答えている。

ただ最近、有森裕子さんら新国立計画に反対するアスリートのブログには目を通していたという。

 『ラグビーにこだわらなければ、五輪には間に合う』13日の週になって、文科省側は官邸に回答。

17日安倍は官邸に森を招く。

森は19年のラグビーワールドカップへの活用に固執していると言われ説得役が必要だった。

安倍「あきらめてちょうだい」

  森『やむを得んな』

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政府内では内閣支持率低下に危機感が高まっていた。

『マイナス要因は摘み取った方がいい』安保法案の強行採決が近づく中、複数の自民党幹部が安倍に進言した。「地元に帰ると圧倒的に安保法案反対論が強い」といった悲鳴も党内に上がる。

首相周辺は『見直さなければいつまでも批判され支持率を左右する。芽を摘み取れた』と語る(安保強行採決で安倍の支持率は下がり続けることを認識していない甘ちゃんばかりだ←永人)。

一方、デザインを手がけたザハ・ハディド氏は17日ホームページで声明を発表。『デザインが原因で建設費が高くなったのではない』と反発した。

 世界オリンピック委員会(IOC)バッハ会長は、竹田JOC会長に『デザインは争点ではない』と見直しを6月に容認していたという。

7月10日国会で安倍が言う、『国際公約は覆せない』と言うのも真っ赤な嘘だったことになる。

森は『あの生ガキのどろったしたようなスタイルは気に入らなかった』と17日のBS番組で突き放した。

同じく17日舛添知事は安倍を『朝令暮改』だと批判したが、いずれにしても出鱈目な「安倍晋三の決断」という形を取らなければ決着できない総無責任体制こそが大問題である。

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安藤忠雄氏の前科

 

安藤忠雄氏に前科あり

新国立競技場・工費暴騰疑惑

 大に膨らんだ工事費用に怒りが噴出している新国立競技場。元凶と言われているのが、デザインを決めた建築家の安藤忠雄氏(73)だ。

その安藤氏には工費高騰の前科があった。18年に完成予定のJR熊本駅の建て替えである。熊本駅の駅舎は11年春の九州新幹線開業に合わせ、建て替えが決定。

 事業主体の熊本県は07年、5億6000万円の想定費用で安藤氏に駅舎のデザインを依頼した。ところが、県が改めて安藤氏のデザインを基に、費用を算出しなおしたところ、約6倍の30億円になっていたのだ。

 あまりの予算オーバーに熊本県議会などで大問題に。その後は調整を進め、最終的に費用を24億円まで圧縮したというが、それでも当初の試算より5倍近い額だ。

 どうやら、安藤氏は、予算に合わせて設計するという感覚が乏しいようだ。

 熊本駅を例に取れば、今後新国立の予算額も5000億、6000億に膨らんでもおかしくはない。

 「安藤氏は、『なんでこんなに増えてるのか、分らへんねん』と話しているそうですが、専門家ならあり得ないことです。

 デザインを決めるとき、費用の面も考えるのは当然のこと。安藤氏ほどの重鎮になると、周囲に間違いを指摘する人が居ないのも問題です。建築家の9割ぐらいの人が、『バカなことをやっている』と思っているが、なかなか声を上げないんです」(建築ジャーナリスト)

 かつて安藤氏に対して『仕事がないから、石原慎太郎の周りをウロウロしている』と断じた人物がいた。07年に亡くなった世界的な建築家・黒川紀章氏だ。

安藤氏が設計した表参道ヒルズについても『誰も人が来ないでしょう』と批判していた。こうした手厳しい師匠も居なくなり、

“裸の王様”になってしまったのが安藤忠雄氏なのかも知れない。(森喜朗・石原慎太郎・安倍晋三・麻生太郎・菅 義偉・舛添要一・大成建設・竹中工務店らが絡んだ汚職の構造が透けて見える←永人)

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地方から問う暴挙の意味

地方から問う暴挙の意味。

河北新報2015・7・15

編集局次長兼報道部長今野俊宏

 戦争は嫌だ、子供を戦場に送りたくない、という生活者の純粋な感情に右も左もない。政権与党は15日にも安全保障関連法案を衆院平和安全法制特別委員会で強行採決する構えだ。それが何故暴挙なのか地方の視点で考えてみたい。

 先週の土曜日、宮城県内に安倍晋三首相の姿があった。復興予算の一部を地元負担と決めてからは初の被災地入りだ。

 南三陸町の仮設商店街で被災者と懇談する写真が紙面に掲載された。

その満面の笑みと、『安保法制と徴兵制を結び付けるのは無責任なレッテル貼り』と国民の不安視に全く耳をかたむけようとしない姿勢のギャップは何なのだろう。

前日の10日、筆者も南三陸町にいた。

 仙台市で11日に開かれた「日韓地方紙フォーラム」に参加する韓国地方紙幹部らの被災地視察に同行した。案内役をお願いした地元の語り部の後藤一磨さん(67)の最後の言葉が心に響く。

『最近おじいさんの仲間入りをした。1歳半の孫の可愛い姿を見るたびに、将来、こんな素晴らしい街に生まれてよかったと、言ってもらえるか、それともどうしてこんな町にしてしまったのかと怒られるのか、そればかり考えてしまう』

再生へ向けたまちづくりの話だが、安保法制の議論とも深くつながる。

 このままでは将来、私たち一人一人が「どうしてこんな国にしてしまったのか」と思われかねない。

 河北新報の調査では、安保法案を巡り、東北6県の県議会や市町村議会で廃案や徹底審議を求める意見書・請願を6月定例会や臨時会で審議した自治会のうち、半数以上の54議会が可決採択した。

 各報道機関の世論調査でも、法案には過半数以上が反対で、安倍政権が法案を十分に説明しているかどうかについては、8割以上が不十分と答えている。

 数字だけではない。安保法案に対する論調は地方紙のほうが批判的だ。

なぜか、地方紙は読者との距離が生命線と言える。

太平洋戦争末期に2度襲った艦砲射撃を生き延び、体験談を伝える釜石市の和田乙子さん(85)は本誌取材に

『戦争のにおいがしてきた』

『戦争は誰も幸せにしない』と語った。

何事も賛否はあるが、地域で生活する人々の肌感覚をこそ大切にしたい。

 警鐘を鳴らすことに臆したとき、新聞はその役割を失う。

戦後70年。河北新報は常に地域の読者に支えられてきた。

地域の代弁者として今後も政権を監視していく。

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岩手知事選挙。 自民党岩手が谷垣幹事長へ猛抗議

安保法案(戦争遂行法案)巡り攻防

岩手自民党、谷垣幹事長へ猛抗議

 岩手県知事選は3選を目指す、実績に裏打ちされた県民の人気と評価の高い現職の達増拓也氏(51)に参議院議員の平野達男氏(61)=岩手選挙区=が挑む。

 野党勢力が付く達増氏は、安倍政権が成立を目指す安全保障関連法案(戦争遂行法案←永人)の争点化を仕掛ける。平野氏を支援する自民、公明は報道圧力発言の影響もあり、守勢を強いられている。

『達増県政を止めさせようという国政政党が、国民的理解を得られない安保関連法案(戦争遂行法案)を成立させようとしている』達増氏は8日の定例記者会見で敵対する自民党を意識しながら、与野党対決の現状をこう分析してみせた。

 同法案をめぐる与野党の攻防は知事選構図と「根は同じ」と指摘。

 『国民の多数意見を反映する野党は達増県政を選んだ。この論理が政党の力関係に影響する』と言い切った。

知事選に向け、『安保』を争点化し、自民が応援する平野氏との違いを際立たせることを狙った発言だ。

**

県議会は同日全国初となる安保法案(戦争遂行法案)の廃案を求める意見書を野党の賛成多数で可決した。民主党県連の高橋 元・幹事長は『野党が力を合わせて良識を示した。この力は知事選にも波及する』と手ごたえを強調した。

 対する平野氏は4日、同日選の県議選に立つ無所属新人の事務所開きに出席した。取材に『知事選での手ごたえは感じるが、悪いことに自民への批判の声も相当強まっている』と語った。

 前日には安倍晋三親衛隊、自民党バカ手…失礼、若手議員の報道圧力発言を巡り、安倍晋三首相が陳謝した。戦争遂行法案(安保法案と呼んで国民を騙している。実際は戦争を推し進める法案である)に加え、首相周辺から飛び出した暴論に風当たりが強まる。

 平野氏は、「衆院は7月中旬にごちゃごちゃするだろう。めげずにやるしかない」と危機感をにじませた。

***

『影響を考えない振る舞いに怒りを覚える』自民党県連の嵯峨壱朗幹事長代理は、3日報道圧力発言問題で谷垣禎一幹事長宛に抗議文を送った。

 平野氏支援の先頭に立つが、「こちらは必死なのに身内から足を引っ張られた」と憤る。8日には安保法案の慎重審議を求める要望書も党本部に出した。

 与党が描く法案の審議日程に照らせば、知事選の期間中に参院審議が大詰めを迎える可能性が高い。

デリケートな岩手攻防は野党ベースで始まった。

 ◎永人所感-良識と常識に照らせば県と県民のために懸命に働いている達増卓也氏の3選は当然だろう!! 平野達男氏は小沢一郎氏に対する「裏切り屋」の評価がマイナスに働いている。

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安保法案・大阪市民の95%超が反対投票

安保法案「反対」が95%超

大阪市民2516人が投票

 2015年7月12日17時26分・共同通信

国会審議中の安全保障関連法案(戦争遂行法案)に対する賛否を問う『市民投票』を大阪市の市民団体が実施し、12日開票結果が発表された。

 投票総数2516票。

反対 2409票・・・95%超

賛成   92票・・・ 4%

無効   15票・・0・4%

 投票は「平和と民主主義をともに創る会・大阪」が主催し、12日に大阪市内で開いた集会で結果を報告した。安倍晋三首相や国会にも文書で届ける予定という。

 3日間の『期日前投票』のほか、4~11日の8日間、大阪市内に投票箱を用意して年齢を問わず参加を呼びかけ、賛成は『O』 反対は『×』を書いてもらう方式で実施した。

大阪市民の表示した95%超の数字は、今の日本全体に当てはめてみても至極当然の結果として、同様の数字が予想される。

そもそも憲法違反の法律を、憲法で定めた60日ルールを使って成立させるという滅茶苦茶なやり方は許されるものではない。

 菅 義偉官房長官は、国民の圧倒的な反対、憲法学者の圧倒的な反対という民主主義の数の力を無視し、「自分たちは議員の数において圧倒的な多数だからその力でしゃにむに戦争法案の成立を図るのだ」という論理破綻のデタラメを押し通すハラの様だ。

維新の党が国民側に立つのか、公明党のように権力欲しさに腐れ自民党の太鼓持ちをするのか、よく見定めようではありませんか。

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4・維新が貫けば安倍首相は窮地に

小沢一郎

安保法案を潰す秘策を話そう

 4・維新が貫けば、安倍首相は窮地に

そう考えると安倍さんは前述したように何が何でも24日目途で採決するだろう。強行採決になったとき、公明党はついていくのか?今のところ公明党は野党抜きでの採決には反対の姿勢だ。

 だが、いざとなれば、自民党単独で過半数があるから通せるがそこまでしたら安倍内閣は持たないだろう。だから、とにかく維新が今主張している方針を最後まで貫くのかどうかが、重要になってくる。

 それによって安倍政権の命運も決まる。過半数の主権者である国民が反対しているのだから是非維新は、全野党共闘で、主権者国民の期待に応えなくてはいけないと思う。

それが廃案にする唯一の方法だろう。野党の足並みが乱れたら戦は勝てない。

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振り返れば、2009年の政権交代に向けての民主党の戦いも徹底的にやった。あのときは民主党がほぼ一党ではあったけれど、消えた年金問題やガソリン税の暫定税率廃止など国民の生活に直接響く問題だったから、徹底抗戦が主権者国民に受け入れられた。

 今度の法案は、今すぐ国民生活に影響する話ではないけれど、みんな将来に空恐ろしい不安感を持ち始めている。こうした国民的な背景があれば、野党が『採決に応じない』という強硬策を取っても、主権者国民に理解されると思う。

 採決に応じないというのは審議拒否ではない。もっと議論しろと言う話だ。特に憲法9条との整合性という大事な問題は、全く議論が深まっていない。

 「政府はもっときちんと説明しろ。それをしないで採決はおかしい」という野党の主張は主権者である国民に受け入れられると思う。安保法案に対する主権者国民の不安の声がこのままどんどん高まり、野党がそろって共闘できれば廃案は本当に現実的になってくる。

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