日々の感じた事をつづる
永人のひとごころ
衝撃事件の裏・妻から夫への言葉の暴力
衝撃事件の裏
背後に妻からの言葉の暴力
「お前、ええ身分やのう」
2015・6・3産経新聞
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『父だけが悪いようには思えません』証言台で涙を流した長女の姿に、被告人席の父親も、苦しげに目頭を押さえた。妻=当時54=の頭を素手で殴って死亡させたとして、傷害致死罪に問われた男(57)の裁判員裁判が、2015年5月、大阪地裁で開かれた。
『お前、ええ身分やのう』。妻にそうなじられた瞬間に頭に血が上り、拳を振り上げた。最初にして最後の暴力が、30年以上連れ添った妻を死に至らしめた。
親族や友人が、『温厚』『優しい人』と口をそろえる男に何があったのか。
法廷では男が長年、妻からの『言葉の暴力』に耐え忍んでいた内情が明かされた。
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車内で頭を殴る
事件は男の長女が運転する車の中で起こった。
判決や被告人質問によると、1月3日夜、男は友人の家族と妻が切り盛りする居酒屋で、新年会を楽しんだ。
お酒もそこそこに入ったところで、近くのお好み焼き店で2次会をすることになり、男と妻は長女の運転する車に乗り、2次会の会場へ出発した。
しかし車が走り出してすぐ、助手席の妻が不機嫌そうにつぶやいた。
『2次会は行かへん。お金もないし』
せっかくの仲間との新年会。妻が機嫌を損ねれば、楽しい雰囲気に水を差してしまう。男は『正月くらいいいやんか』と妻をなだめて誘ったが次に妻から返ってきた一言が我慢の限界を超えた。
『2次会に行けてお前、ええ身分やのう』
男は激しい怒りが込み上げた。
『誰に言うてんねん!!』 続く
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