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小沢一郎 2・法案法案不成立なら内閣総辞職

小沢一郎

2・法案不成立なら内閣総辞職

80時間審議したから・・・そういう問題ではない。国民の多くが反対している明らかに憲法違反のこの法案を7月半ばに通すと決めてしまっている。端(はな)っから国民の声など聴くつもりはない。

いろいろやかましいし、アメリカと先に法案成立を約束してしまったから、とっとと終わらせたいと、そういうことか。

断じて成立させるわけにはいかない!!

私は比例の野党共闘は『オリーブの木』、つまり『統一名簿』でやったらいいと思っている。選挙用の政党の傘を作ってそこに個人が参加する形を取る。候補者はもともとの政党に所属しながら個人として『オリーブの木』の公認になって立候補する。

 まずは来夏の参議院選から、野党再編で一気に一つの政党になるのは、いろんな障害があるだろうからまずオリーブの木を大野党合同のプロセスと考えたらいい。

統一名簿は野党第一党の民主党にも中小政党にも、いずれにとっても得策。自民党から議席を奪って野党全体のパイが大きくなるのだから当然。

 最も得をするのは民主党だ。特に支持団体の連合は12人の組織内候補を比例に擁立するけれど、民主党単独なら半分も当選できるかどうか。

 しかし統一名簿なら全員が当選できる。2009年の総選挙後、国政選挙で毎回ほぼ2000万人の有権者が棄権している野党に受け皿がないからだ。

統一名簿になればその7~8割が野党に投票する可能性がある。

そうしたら必ず勝てる。

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とにかく今は何としても、野党が足並みをそろえて、安保法案の成立を阻止しなくちゃいけない。

 与党は今月中旬の衆院採決を想定しているようだけれど全野党が採決に反対したら、延期せざるを得なくなる。

ズルズル延びて、そのうち延長国会の会期末まで2カ月を切って、衆院での再議決(60日ルール)もできなくなる。

そうなったら安倍内閣はどうなるか、あれだけ大見得切って、必ず夏には法案を通すと外国で約束しておいて、結果的に通らなければ、もう内閣総辞職以外ないだろう。

 

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