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戦争をやる気満々の安倍晋三

戦争やる気満々の安倍晋三

週刊現代7月4日号。

オフレコ発言

あの橋下も驚いた

 かつてない興奮と憂鬱の、狭間で、総理の心は、さながら上り、下りを繰り返すジエットコースターの様だ。新聞やテレビが決して報じないところで、にわかには信じがたい言葉を連発していた。

『国政進出・私は期待していますよ』

『来年7月の参院選に出ないということなら、

衆参ダブルもありますから』

 真剣な面持ちで身を乗り出す安倍晋三総理にさすがの橋下徹。維新の党最高顧問も「いやぁ・・・」と曖昧な笑みを浮かべるほかなかった。

 今、日本一豪奢なホテルと言われる、虎の門ヒルズ高層階の『アンダーズ東京』。銀座・丸の内の夜景を一望する地上240メートルの個室に、安倍総理、菅 義偉官房長官、橋下氏、そして松井一郎大阪府知事の4人だけが静かに座っていた。6月14日、日曜日の夜。番記者もシャットアウトした密室の会談は、3時間にも及んだ。

「もともとこの日は、松井知事が単独で上京するから、菅さんと会おうという話だった。それが橋下さんのたっての要請で『安倍・橋下会談を』ということになったんです。

 橋下さんからは安保法制、憲法改正で協力します」と。総理からは『橋下さんが国政に出るなら、バックアップする』と。そういう約束の場でした」(自民党閣僚経験者)

 総理がそれほど俺を買っているとは。でもあんなこと言って大丈夫か――官邸との蜜月をアピールしようともくろんだ橋下氏にとっても安倍総理の踏込ぶりは、想定外だったに違いない。安倍総理の心身の状態は今、極めて不安定になっている。

 上機嫌、饒舌で周囲を驚かせたかと思えば、官邸に詰めるスタッフに怒鳴り散らす。勢い、危なっかしい『オフレコ発言を』連発している。続く

 

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