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小沢一郎安保法案を潰す秘策を話そう・その5

小沢一郎

安保法案を潰す秘策を話そう

その5・国民の支持があれば野党は

まだ徹底抗戦が出来る

 政府与党は安保関連法案を結局。強行採決し、可決した。

 これだけ国民の批判が盛り上がってきているときに、与党単独で採決するとは。

 私が与党なら政権にとって更なるイメージダウンのリスクを負うようなことはしない。もう少し知恵のある国会運営のやり方があるはずだ。

 しかし、安倍首相はそれでもやった。野党や国民の批判をどうせ大したことは無いとナメてかかっているんだろう。

 安保法案が衆議院を通過しても諦めてはいけない。

世論調査の結果を待つまでもなく、これから安倍首相に対する批判はますます強まると思う。

 国会用語で『荷崩れ』と言うが、強行採決によって野党は参議院の審議にも即座には応じないだろうから、安保法案の審議は簡単には進まない。

 加えて参議院の自民党は衆議院ほど統制がとれていない。

おそらく参議院では採決できず、60日ルールで法案が衆議院に帰ってくることになる。

 60日と言うと9月14日だ。14日から会期末の27日まで、ちょうど2週間。

 ここで野党が徹底抗戦して頑張れるかどうかだ。野党がその気になれば不信任案を連発することで、衆院での再可決を阻止出来る。

 不信任案は他のすべての法案より審議が優先され、趣旨説明には時間制限がない。一人で三日でも四日でもしゃべり続けることが出来るから、2週間でもかならずしも採決に十分という訳ではない。続く

 

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