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「安保で逆風」とこぼす平野達男

 

岩手県知事選に影響

『安保で逆風が吹き始めた』

と、こぼす平野達男

岩手県知事選(8月20日告示9月6日投票)告示までに1か月と迫った。ともに無所属で、3選を目指す現職の達増拓也氏(51)と参院議員の平野達男氏(61)の二人の争いが確実。

達増氏には民主・生活・共産・社民など野党。

平野氏には自民・公明両党が回り、与野党が激突する。

 達増県政への評価が争点となるほか、審議が参議院に移る安保法案、いわゆる戦争遂行法案を巡る安倍政権の姿勢の是非が焦点となる。

『おかしくなっている政府をただすことが出来る選挙だ。安保法案審議のやり直しを政府に決断してもらいたい。岩手と日本の平和を守る戦いとなる』

達増氏は18日、同日程の県議選に立つ生活・現職の集会で知事選の意義をこう強調した。

 勿論、『東日本大震災からの復興は次の四年が正念場』と県政継続の主張を忘れなかった。

 「オール岩手の勝手連」が主体だが自民党が平野氏に回ったことで、旗印は紛れもなく『反自民』だ。

生活・民主・共産・社民が支援し、そこに『安保』批判が加わり、野党共闘は結束の流れが強まる。

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『これから5年10年先の岩手を作る先頭に立たせてほしい。県政転換のため共に戦いたい』平野氏は18日自民現職県議の事務所開きで、かつては敵だった政権与党との連携をアピールした。

 浸透をはかる中、頼りの与党が震源となった『安保法案』の直撃。平野陣営にとっては計算外の大きな懸念材料だ。

共同通信社の調査では法案の政府説明に対し自民党支持層の6割、公明支持層の9割が不十分と回答。

 知事選の投票行動への波紋は想定せざるを得ない状況になった。

平野氏は事務所開きの後『逆風だ!あいさつ回りをすると法案や審議の進め方への懸念を訴えられる。影響は大きい』と話した。

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