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復興をさえぎる・がれきの山

                復興をさえぎる・がれきの山

                もう11か月が過ぎたのに。

東日本大震災から11日で11か月が過ぎた甚大な被害を受けた東北三県の沿岸部には、今もがれきがうず高く積まれている。石巻市の旧北上川沿いの左岸の仮置き場でも、がれき処理はなかなか進まない。

被災地以外の自治体でがれき受け入れが難航していることも処理の遅れにつながっている。

寒々しい「山」はいつになったら被災地から姿を消すのか。後Ⅰか月で震災から丸1年。視界を遮るその高さが、復興の行方も見えにくくしているようだ。

                受け入れ表明の神奈川県

被災地のがれき広域処理に名乗りを上げた自治体が、住民の猛反発に遭っている。福島第一原発事故に伴う放射性物質が持ち込まれると不安視する声が根強いためで、どう住民の理解を得るか頭を悩ませている。

岩手・宮城両県のがれきの受け入れを表明した神奈川県。黒岩祐治知事は1月30日神奈川県庁で、県民の理解を求める集会『対話の広場』に臨んだ。集会は3回目で、220人の参加者でほぼ満席となった会場は異様な雰囲気に包まれた。

黒岩知事は「安全ながれきだけを受け入れる」と強調したが、声を上げた参加者は全員、放射性物質への不安を理由に反対を表明した。



「被災地を見てわかった。がれきが放射能で汚染されているというのは、実はある種の錯覚だ・・・」

「嘘言うな!」
「錯覚じゃない!」

黒岩知事が昨年12月に宮古市のがれきの処理状況を説明すると、鋭い声が響き渡り、会場は掻然となった。知事は同市のがれきを受け入れている東京都のデータをもとに説明。

処分委託業者4社が扱う可燃物の放射線量はⅠ社が111ベクレルだったが、他の3社が100ベクレル以下だったことを示し、「がれきの放射線量は低い」と繰り返し説明したが、反対派は「放射性物質を持ち込まないで」の一点張りだった。

国のガイドラインでは、1キログラム当たり100ベクレル以下のがれきは、放射性物質として扱う必要がない。

焼却した場合は最大33倍に濃縮されるが、安全に埋め立てられる基準8000ベクレルを大きく下回る。

同席した岩手県の工藤孝男環境生活部長は「会場の雰囲気で発言できない賛成者もいた。冷静に話し合えばわかってもらえると思うのだが」と困惑した表情だった。続く



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釈尊のことば110

                 釈尊のことば
              110我が子に執着しない。

あなたへ。

私にはラーフラという名の息子はいるけれども、その子への執着はない。
子供に勉強を教えてやった分だけ「できるようにならないと気が済まない」なんて言う、カリカリした気持ちはさらさらない。

子供を育てるのにたくさんのお金を使ったからと云って「恩返ししてくれなきゃ気が済まない」と借金とりの様な思考でいらだつことはあり得ない。

         ゆえに、私はしあわせ。
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