goo

よろず世の中92「ごめん」と「ごめん」

                  よろず世の中92

                 「ごめん」と「ごめん」

                 南三陸町職員の遺体を発見

                    三浦亜梨沙さん

                避難呼びかけた遠藤未希さんの親友


宮城県南三陸町の防災対策庁舎で津波に流され行方不明になっていた同町職員、三浦亜梨沙さん(当時24)の遺体が1月に町内のがれき置き場で見つかっていたことが今月6日になって分かった。

DNA鑑定を終え、今月に入り、無言の帰宅をした。亜梨沙さんは防災無線で町民に避難を呼びかけ続けて亡くなった同町職員、遠藤未希さん(当時24)と高校の同級生。剣道を通じて小学生時代からの知り合いで、役場でも仲のよい親友同士だった。

警察庁のまとめでは、大震災犠牲者の遺体発見は今年に入って2人だけ。母の三浦悦子さん(54)は「もう遺体は戻ってこないと思っていた。『おかえり、発見が遅くなってごめんね』と迎えてあげました」と涙を浮かべた。
                       ★

昨年3月11日。地震の後、悦子さんの携帯電話に一通のメールが届いた。「無事ですか?!6メーターの津波きます。役場流されたらごめん」亜梨沙さんからだった。

大事に取ってある最後のメール。「娘の人生はこれから。
なんでこんなことに・・・」亜梨沙さんの書いた「ごめん」の言葉に今も胸が締め付けられる思いを感じる。

                       ★★

宮城県警や遺族によると、1月17日に同町のがれき置き場の端で、通行人が一部の埋まった遺体を発見。

着衣がオーダーメードだったため、製造番号から亜梨沙さんとほぼ特定でき、最終的にDNA鑑定で確認した。

                       ★★★

防災放送で避難を呼びかけた親友の遠藤未希さんの遺体は昨年5月2日に発見され御主人から贈られた結婚記念の品を身につけていたことと、右肩のあざ、DNAの照合などから本人と確認された。

二人のご冥福をお祈りしたい。 合掌


コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

釈尊のことば114

                   釈尊のことば

                 114・技術を身につけ、
                 それが人の役に立っている。

「自分はひと角の人間になった」と思い上がることなく、
広く様々な人の話を聞き学ぶことを辞めずにいられること。
これが最高の幸福。

生きていくために役立つ何かしらの技術を身につけていて、
それが他人様の役に立っていること。

これが最高の幸福。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )