yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

枕、枕詞

2020-06-18 06:03:14 | 文学
落語には、本編に入る前にまくら(枕)という話があります。落語を聞きやすくするために重要な前置になっています。文章にも「まくら」があります。序文、序言、緒言、前書などです。小説においても、前置や発端という意味でプロロ-グがあります。また、日本語には枕詞という美しく雅な修飾語があり、短歌に頻用されます。次にその例を示します。

「飛ぶ鳥の」は→明日香と使用されます。
   天武天皇の御代に朱い雉が献上された吉兆を慶ばれて、年号が朱鳥に
   改元され、大宮を「飛鳥浄御原(あすかきよみはら)の宮」と名付けられました。
「細波の(さざなみの)」→志賀
「青丹よし(あをによし)」→奈良
「神風の(かみかぜの)」→伊勢
「水篶刈(みすずかる)」→信濃
     信濃は篠竹(しのたけ)の産地であったことによります。
「武士の(もののふの)」→ 八十、矢
 文武官の氏の数が多いことによります。
「唐衣(からごろも)」→着る
「ぬばたまの」→夜



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