AKB48、外国人観光客、サブカルチャーなどで東京の秋葉原は有名ですが、今日でも巨大な電気街であり、私も昔は良く通いました。ところで「アキハバラ」「アキバハラ」、どちらが正しいのでしょうか。最近、興味深い記事を見つけました。
江戸時代、秋葉原あたりには下級武士が多く住んでおり、火事が多かったそうです。明治になっても火事は多く、1869年には東京の相生町で大火災が発生しました。この火災を機に、明治政府は秋葉原のあたりを空き地と定め、9千坪の火除け地としました。さらに翌年の1870年には、静岡県から火除けに御利益があると言われていた秋葉大権現を移し、鎮火神社としてまつりました。秋葉原は、最初、鎮火原と呼ばれましたが、その後、秋葉神社の名をとって「秋葉原」となりました。1890年には鉄道の駅が開設されましたが、駅名は漢字で「秋葉原」としたもののその読み方は、それまでの「あきばはら」ではなく、「あきはばら」としましたので、その後は「あきはばら」という呼び方が一般化し現在に至っています。秋葉原を「アキバ」と略す人もいますが、秋葉神社がある原という意味では、こちらにも理があります。
「でんきの礎検定 秋葉原」 電気学会誌 2015 Vol.135 No.6
江戸時代、秋葉原あたりには下級武士が多く住んでおり、火事が多かったそうです。明治になっても火事は多く、1869年には東京の相生町で大火災が発生しました。この火災を機に、明治政府は秋葉原のあたりを空き地と定め、9千坪の火除け地としました。さらに翌年の1870年には、静岡県から火除けに御利益があると言われていた秋葉大権現を移し、鎮火神社としてまつりました。秋葉原は、最初、鎮火原と呼ばれましたが、その後、秋葉神社の名をとって「秋葉原」となりました。1890年には鉄道の駅が開設されましたが、駅名は漢字で「秋葉原」としたもののその読み方は、それまでの「あきばはら」ではなく、「あきはばら」としましたので、その後は「あきはばら」という呼び方が一般化し現在に至っています。秋葉原を「アキバ」と略す人もいますが、秋葉神社がある原という意味では、こちらにも理があります。
「でんきの礎検定 秋葉原」 電気学会誌 2015 Vol.135 No.6