yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

紅白歌合戦

2015-04-04 05:25:11 | 文化
大晦日恒例のNHK紅白歌合戦の歴史が古いことを知り驚きました。太平洋戦争の終戦は1945年8月15日でしたが、それから僅か約4ケ月後の12月31日にラジオ放送されたそうです。これを企画実施したのが、NHK、元ディレクター・プロデューサーの近藤積(1916~1989つもる)氏でした。近藤氏は広島県出身、当時、若干29歳でした。もともと、「戦後の新時代に相応しい音楽番組を作ろう」と考えたそうです。
当初は「紅白歌合戦」というタイトルを予定しましたが、合戦はバトル(battle)であり、平和な時代に合わないとGHQから拒否されました。スポーツで使うマッチ(match)ならよいだろうということから、「紅白音楽試合」という奇妙なタイトルに直してようやくGHQの許可が下りたということです。男性と女性が紅白に分かれて対等に戦うことも画期的であり意味がありました。人気のあった並木路子や川田正子も出場しました。これが、新しい歌番組として、大変な評判となり、約5年後の1951年1月3日から「紅白歌合戦」として再スタートして今日に至っています。今年の紅白は第66回となります。思えば驚くべき長寿番組であり、戦後生まれの私の人生と、時期の点で重なるところが多いイベントです。
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