yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

難しい日本語

2014-09-16 05:16:08 | 文学
日本語を正しく使うのは難しいと思います。次の言い方には問題があるそうです。どこに問題があるのか、一見わかりにくいものもあります。

決着がつく
違和感を感じる
遺産を残す
後遺症が残る
過半数を超える
留守をまもる
従来より
あとで後悔する
お体をご自愛下さい
第一日目
すべてを一任する
連日暑い日が続く
古来から伝わる
募金を集める
炎天下のもとで
かねてからの懸案事項
犯罪をおかす
最後の切札を出す
嫌悪感を感じる
元旦の朝に

重ね言葉など、くどい言回しが該当するようです。順に、正しい言い方を推測してみました。
  ( )内は問題のある言い方

決着する              (決着がつく)
違和感を覚える           (違和感を感じる)
遺産がある             (遺産を遺す)
後遺症がある            (後遺症が残る)
過半数になる            (過半数を超す)
留守を預かる            (留守をまもる)
従来                (従来より)
後悔する              (あとで後悔する)
ご自愛下さい            (お体をご自愛下さい)
第一日、あるいは一日目       (第一日目)
一任する              (すべてを一任する)
連日暑い              (連日暑い日が続く)
古来                (古来から伝わる)
募金する              (募金を集める)
炎天下               (炎天下のもとで)
犯行におよぶ            (犯罪をおかす)
懸案事項              (かねてからの懸案事項)
最後の切札とする          (最後の切札を出す)
嫌悪感を覚える           (嫌悪感を感じる)
元旦                (元旦の朝に)

話は変わりますが、最近、テレビを見ていますと、特に天皇や皇室に関して敬語がきちんと使われていない事が多く、まことに聞き苦しく思われます。かなりの知識人でも敬語を使えないのには驚きます。天皇陛下が、どこどこにいらっしゃったという場面に於いて、「天皇が来て下さった」という発言があり、唖然としました。「陛下がお越しになった」「陛下がご臨席された」とか「陛下がお出ましになった」でなくてはならないでしょう。言葉の
乱れは国の乱れにつながるかも知れません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする