yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

不幸の表現

2013-08-17 05:02:42 | 文学
あまり愉快でない話ですが、究極の不幸である「死亡の表現」についてです。
天皇の場合は「崩御」「お隠れになる」。
諸侯、貴人の場合は「薨去」。
僧侶の場合は「遷化」など様々です。
一般庶民の場合は「死亡」をはじめ、下品の言葉では、「くたばった」「おっちんだ」など沢山あります。
その他、「鬼籍に入る」「逝去」「他界」「死去」「死没」「永眠」「昇天」「逝く」「幽明界を異にする」など。

先日、ある雑誌を読んでいたら、「追悼 Y氏 死去」という見出しの記事があり、違和感をおぼえました。Y氏は、この雑誌と、その関連する世界においての功労者でした。そのY氏に対して「死去」という表現を使用していたのは、いささか敬意を欠く表現ではないかと感じました。私は、せめて、「追悼 Y氏 ご逝去」とでも表現するのが適当ではないかと思います。
コメント
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