yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

加藤治郎九段

2008-04-05 09:30:53 | 将棋

棋士 加藤治郎九段(1910-1996)は早稲田大学を卒業してから将棋界に入りました。大学出身で初の棋士になりました。「将棋は歩から」という名著もあります。1945年には八段にまで昇りましたが、A級順位戦でA級から降級が決まると、30歳代の若さで第一戦から潔く引退しました。後に「三象子」等のペンネームで観戦記者としても筆を振るい、日本将棋連盟の会長を2期勤めました。弟子に原田康夫九段、木村義徳九段、真部一男九段等がいました。弟子達に人間としての基本的な礼儀だけはしっかり教えたとのことです。<o:p></o:p>

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髪が薄かったのですが、はげについて、次のように言いました。<o:p></o:p>

「禿(はげ)のことを禿と言ってもいいが、チビのことをチビと言ってはいけない。なぜなら禿は元は毛があったが、チビは昔からチビである。」<o:p></o:p>

直すことができない身体状態を侮蔑的に言うのは不公正だという意味でしょう。卓見の持主でした。将棋界に数多くの貢献をなさって86歳で永眠されました。<o:p></o:p>

コメント
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