先週、NHK木曜時代劇「鞍馬天狗」の最終回が放映されました。<o:p></o:p>
野村萬斎が演じた鞍馬天狗は大変さわやかで、緒形直人が演じた近藤勇も剛直で良かったと思います。<o:p></o:p>
二人の最後の決闘は鞍馬天狗が勝ちました。直前に大阪城で瀕死の状態にあったのを助けてくれた近藤に対して、とどめを刺すようなことはせずに、最後のせりふは<o:p></o:p>
「近藤さん、今夜はこれにてお別れいたそう」<o:p></o:p>
というさわやかで格好のいいハッピーエンドでした。<o:p></o:p>
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「鞍馬天狗」は大佛次郎が大正から昭和にかけて書いた多くの時代小説の主人公です。<o:p></o:p>
「鞍馬天狗」が最初に発表されたのは、なんと大正13年(1924年)ですが、現代に至るまで、長い間少年達を魅了し続けたヒーローでした。<o:p></o:p>
昭和の映画では、嵐寛寿郎が演じて好評を博し、一般的な鞍馬天狗像の形成に大きい影響を与えました。<o:p></o:p>
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一方、新選組と近藤勇は著作当時の定説に倣って、悪玉として描かれています。<o:p></o:p>
今回の時代劇では、近藤勇は武士道を実践する潔く強い局長として描かれていました。<o:p></o:p>
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