山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

'11北海道くるま旅( 第20日)

2011-07-02 05:10:50 | その他
《今日の予定》
終日別海町ふれあいキャンプ場に滞在


《昨日のレポート》
今日は最初からどこにも行かず無為の一日を過ごすつもりでいる。だから特に報告するようなこともない。
現在このキャンプ場には5台のキャブコンが滞在している。その内4台は関東圏から、1台は山口県ナンバーである。皆さん思い思いに時々出掛けられては、夕方までには戻ってこられる。お互い挨拶を交わしたり、小さな情報交換程度の話はするけど、べったりこんの付き合いはない。これはくるま旅では最上の付き合い方だと思う。何だか物足りないくらいの関係がベストだと思っている。
このキャンプ場に、この時期これほど多くのキャブコンや連日かなりの普通車やバイクの旅人たちが訪れるのは、予想に反しての驚きだった。キャブコンが多いのは、その最大の理由がAC電源があるからなのだと思う。長期滞在は電源無しでは困難だからだ。ここのキャンプ場の電源容量は15アンペアで少ないけど、皆が節電を心掛ければ十分間に合うのである。料金も二人一泊千円とリーズナブルである。本当はこの様なキャンプ場が他にも幾つか在れば、くるま旅の世界はかなり変わってくるのだと思うが、現実は有料キャンプ場はここのキャンプ場の倍以上の料金だし、その多くは過剰設備である。
多くのキャンプ場経営者や経営自治体はくるま旅には大した関心はなく、週末や夏休みのキャンパーの来場者だけを期待しているようだ。世の中にこれほど車が溢れ、車社会は日常化しているというのに、くるま旅の環境づくりが視野に入っていないというのは、実に大きな見落としではないか。キャンピングカーのビルダーの業界も売れる旅車作りにばかりに懸命で、売った車を使うための環境のことなどには殆ど思いが至っていないようだ。
くるま旅の環境づくりなどと言うと大げさに聞こえるけど、その基本要件はほんの僅かである。宿泊・滞在場所に必要なのは、①給排水設備があること②トイレがあること③電源があること④ゴミ処理ができること この4項目だけなのだ。そしてその何れの要件も過剰な設備など不要である。基本要件と言われるものは、安全性が確保されていれば、シンプルがベストなのである。電源無しの無料キャンプ場は①②は皆備わっている。有料キャンプは勿論皆備わっているけど料金が高すぎる。極端なことを言えば、電源とゴミ処理と過剰設備のために何千円もの料金を求めている。どう考えても良心的とは思えない。電源使用料が一晩で千円などと言うのは、明らかに原価計算の誤りというものであろう。
あれこれ変な方向へ話が行ってしまったが、くるま旅の環境づくりの中で一番不足しているのが電源なのである。キャンプ場にワンコインで使える電源を設けて貰えないものかと何度かアピールしてみたが、まだそのような設備のある有料キャンプに出会ったことが無い。
今のところ、この別海町のふれあいキャンプ場が、自分の描く理想のキャンプ場に一番近いのかなと思っている。くるま旅の環境づくりに関してはまだまだ言いたいことはたくさんあるけど、あまり騒ぐと手前の利益のために身勝手な御託を並べているのだろうと思われるだけなので、この辺で止めておこう。
とにかく無為の一日だったので、ちよっこし我論を喋ってしまったのでした。
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